とうとう読み終わりました、浅田次郎作、『蒼穹の昴』

蒼穹

時代は清仏戦争が過ぎた頃の19世紀末

場所はもちろん、現在の中国


生きていくことすらなかなかに許されないような世の中にあって、己の運命をただただ信じ、昨日よりも少しでもいい今日を信じ、今日よりも少しでもいい明日を夢見て、少年達は男へとなっていく

あるものは、愚直に自分の信じた道を突き進み、世の中を動かしうる力を手に入れながらも、政治の理を知り、物事の多面性にあたり、己の無力さに気がつく

また、あるもの、貧しく弱き人々のため、そして民族の誇りのため、自らの命も顧みずに信じた道を歩み続け

そして、また、あるものは家族のために血のにじむ様な努力と自らの意思、自らの手で体の一部を失うことで地位と財を手に入れたものの守るべき家族を失う

そんな報われない中であっても、決して道を失わず、自分の利を考えず、清廉に生き抜く様は涙無しでは読めません

現在の中国を築く礎となっていった、人々の生き様を描いた物語です


ジャンルは歴史フィクション小説といったところでしょうか?

一度、ご覧あれ