
前回の続きです。
◆原因
膿皮症は皮膚のバリア機能が弱くなり、ブドウ球菌などの細菌が皮膚に増殖、感染することによって発症します。
主な原因は、
・老化で皮膚の抵抗力が弱くなった時
・元々抵抗力が弱い体質
・アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎など、他の病気から二次的に発症する
・内分泌の異常によるホルモンバランスの乱れ
・皮脂、フケ、ホコリなどの汚れが多く不潔にしている
・シャンプーのやりすぎ(必要な皮脂まで洗い流してしまう)
・皮膚や体質に合わない成分を含むシャンプーの使用
・ドッグフードなどの、脂肪分が多すぎたり、少なすぎる場合
・栄養不良
・すり傷や噛み傷からの細菌の感染
…等があります。

◆治療
皮膚の表面だけが感染している場合は、犬用のシャンプーで洗い流して、抗生物質を投与して細菌の増殖を抑えます。
皮膚の深部にまで細菌が入り込んでいる場合には、他の病気を持っているケースも多いため、そちらに対する治療も必要になります。
シャンプーは細菌の感染を抑える成分配合のシャンプーを使用しますが、あまり頻繁にすると逆効果になってしまうことがあるので注意が必要です。
シャンプーのやり過ぎ ⇒ 必要な皮脂まで落としてしまう ⇒ 皮膚が乾燥する ⇒ 皮膚のバリア機能が低下する ⇒ 菌が侵入しやすい状態になる。
ノミやダニなどの寄生虫がいる場合は、そのままにしておいても治療効果が上がらないので、駆除が前提になります。
また、食事の改善も必要に応じて行います。

◆予防・対策
犬の膿皮症は、何らかの皮膚病が引き金となって発症する事が多いため、皮膚病の原因となる空気中の花粉や胞子、ハウスダスト、ノミやダニなどが大量に発生しない環境作りが大切です。
予防や対策としては、
・汚れやすい下腹部や内股、口の周りなどは常に清潔にしておく
・全身をよくブラッシングして、皮膚の汚れやホコリを落としたり、風通しを良くしてあげる
・雨に濡れたあとやシャンプー後は十分に乾かす
・必要な皮脂や皮膚のバリア機能まで失われてしまうので、シャンプーの回数に注意する
・シャンプーの成分にも注意する
・犬の体をぬるま湯などで拭いて汚れを取り除き、皮膚の細菌増殖を予防する
・抗菌スプレーでベッドやマットなどの細菌の増殖を予防する
・長毛種の犬で、少し長過ぎる所は短くカットする
・食事や栄養に気をつける
・散歩や運動で免疫力を上げたり、ストレスを発散させる(ストレスは免疫力を低下させる原因になる)
…等があります。

膿皮症になりやすい犬は、何度も繰り返す傾向があるので、予防を心がけたり、愛犬の体をよく触ってあげたり見てあげたりしましょう。
病気を早く見つけることで、少しでも投薬期間を短くすることができます。早期発見・早期治療が大切です。
そのためにも、全身どこでも触らせて、手入れをさせるように慣らしておこう。
高温多湿になる夏場や、乾燥が激しい冬場には、膿皮症などの皮膚のトラブルに充分気をつけましょう。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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