痛みを伴う!犬の「股関節脱臼」2 | 柴犬オーナーハルの犬の健康ブログ

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前回の続きです。


股関節脱臼の治療
軽度であれば消炎剤などの処方と、安静にして経過観察するものもあれば、レーザーなどの理学療法もあります。


また、股関節脱臼の治療には大きく分けて、全身麻酔下にて整復した後に包帯固定する方法と、外科手術する方法の2種類があります。


整復
脱臼した関節を元の状態に戻すことを
整復(せいふく)といいます。

飼い主側では決していじらないで獣医師に任せます

軽度のものであればその場で整復することもありますが、痛みが強く犬が暴れてしまうという観点から、通常は全身麻酔をかけて行います。

早期の処置であれば、4~5日程度安静していれば完治できます。





外科手術
脱臼を何回も繰り返したり骨格的に重度なものであれば、それ以上脱臼を繰り返さないように、しっかり骨を固定する外科手術を行います。


多く用いられるのは、『大腿骨骨頭切除術』という外科手術です。


この方法では、股関節のくぼみから外れてしまった大腿骨の骨頭を切除し、

外れてしまった骨頭が変なところで擦れたり動くことで発生する痛みを取り除く治療です。


大腿骨の骨頭がなくなっても、リハビリをすれば自分の筋力で日常生活に支障がない程度に歩けるようになります。


しかし、体重が重い犬などは必ずしも成功するとはいえないようです。


また、猟犬などの使役犬では、作業中びっこを引くなど後遺症が残ることもあります。


どちらにしても、治療しないでそのままにしておくと関節が変形して、更に運動機能に障害が出ることもあります


脱臼の程度を知るためにも必ず動物病院で診てもらいましょう。





◆股関節脱臼の予防
脱臼の症状が軽い場合はそれ以上ひどくならないように運動制限をします。


簡単に戻せる脱臼ほど再発する傾向があるので、
再発防止のためにも散歩の時間を短くしたり、
家の中で安静にしている時間を長くするなど生活管理をしなくてはなりません。

そして、

・足に負担がかかり脱臼を起こす大きな原因になるので肥満にさせない

・フローリングの場合は、マットやじゅうたんを敷き滑らない床にする

・足の裏の毛が伸びたら、滑らないように短くカットする

・高い所へのジャンプや上り下りもできる限りさせないようにする


……など生活環境に気を配り、とにかくその仔の足に負担をかけないような生活を工夫しましょう。


特に大型犬は、フローリングなどの足元が滑る環境で生活を続けていると、股関節の負担が大きく、将来的に股関節脱臼になりやすくなってしまうので、

子犬の頃からの環境づくりが大切です。


また、老化と共に筋肉の衰えや骨の変形が起こり靭帯も弱くなってくるため、

若い頃に患っていなくても、負担がかからないように同じような生活環境にしてあげる方が良いです。


さらに、両親も同じ病気で遺伝からくる脱臼と考えられる場合は、それ以上同じ症状を持つ仔がでないように、その仔の繁殖はさせないほうが良いでしょう。


簡単に戻せる脱臼ほど再発する傾向があるので、再発防止のためにも散歩の時間を短くしたり、家の中で安静にしている時間を長くするなど生活管理をしなくてはなりません。





まだ軽症だからと思ってそのままにしておくと、その足をかばって歩くため今度は逆の足に負担がかかってきます。


するとその足まで脱臼しやすい状態になってしまい、後々歩けなくなってしまう可能性も出てきます。


すぐ元に戻るからと脱臼を軽くみていると、正常な足まで病気にさせてしまうこともあるのです。


そして、足腰に疾患があると日常生活にさまざまな不自由が生じます。


愛犬にいつまでも元気でいてもらうために、普段の生活に気を配り、散歩や日常生活で歩き方や起き上がり方をよく観察してみましょう。


最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。



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