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冷夏の予報もどこへやら、今年も各地で厳しい暑さに見舞われましたが、夏も終わり、暑さが苦手な犬にとっては過ごしやすい季節になりました。
食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋……等色々ありますが、ワンちゃんが一番興味があるのはやはり、「食欲の秋」でしょうか
しかし秋は人も犬も、涼しくなり食欲が出てきて、つい食べ過ぎて肥満になったり、まだ夏の疲れが残っていたりと、注意が必要な季節でもあります。
そこで今回は、犬の秋の健康管理についてです。
◆食べ過ぎに注意!
秋は暑い夏で衰えた体力を回復し、寒い冬に備えて脂肪などの栄養を蓄えて、十分な体力を備えておく季節といえます。
涼しくなるにつれて、愛犬の食欲も回復してきます。
しかし、快適な室内環境では、体温維持のためにエネルギーを使うこともあまりなく、食欲にまかせて食事を与え過ぎると、肥満を招いてしまいます。
肥満は、心臓病や関節疾患、糖尿病など、様々な生活習慣病の原因となってしまいます。
また、食事の与えすぎは、夏の疲れで弱っていた胃腸に負担をかけてしまいます。
定期的に体重や体型をチェックし、愛犬の太り過ぎには十分に気を付けましょう。
しかし、犬の体重が季節によって変動するのは、寒さや暑さに対応するためでもあるので、秋にたくさん食べて体重が少しぐらい増えるのは自然な行為で、犬の健康を保つためにも大切なこととも言えます。
◆夏の疲れで食欲がない時の工夫
暑い夏が続いた後は、胃腸の調子が悪かったり、食欲が戻らなかったり…等、体調のすぐれない犬も多いようです。
そんな時は、いつものフードに好物をトッピングするなどして、食欲の回復を助けてあげます。
ただ、嗜好性の高い食材は脂肪分を多く含むものが多く、弱った胃腸にはかえって負担をかけかねないので、高タンパク・低脂肪な食材が良いです。
良質なタンパク質を豊富に含む、鶏のササミをゆでてトッピングしたり、乳酸菌を含み整腸効果のある、プレーンヨーグルト(無糖)を加えるのもいい方法です。
また、タンパク質がアミノ酸に分解されて、より消化・吸収されやすいので、チキンスープ(ささみのゆで汁)を水代わりに与えたり、フードにかけてもいいでしょう。
犬は"におい"で食欲を刺激されるので、38度前後位に少し温めたものや、脂っぽいもの等、においの強いものを与えてみるのも効果的です。
◆運動で肥満や筋力の衰えを防止
秋は気温も涼しくなり、運動にはいい季節です。夏は暑くて満足に出来なかった散歩も積極的に行い、肥満と筋肉の衰えを防ぎましょう。
ヘルニア(特に胴長な犬は注意)や、関節疾患の予防の為にも、筋肉を鍛える事や肥満を避けることは重要です。
運動によって筋肉量が増えれば、基礎代謝が上がり、太りにくい体になります。
ただ、すでに肥満な犬や高齢犬などは、体に負担がかかるため、無理な運動は禁物です。
また膝や腰に、過度な負担にならないように、ジャンプやひねりのある激しい運動、段差の上り下りなどは、なるべく避けるように注意しましょう。
秋は季節の変わり目なので、犬の体調管理が難しい時期です。
安全で、栄養バランスが良いフードを適量食べさせて、夏の疲れが残っている内臓の健康を回復して、厳しい冬に備えて体力をつけることが大切です。
また、毎日散歩をして夏の運動不足を補い、筋力をつけることも大切です。食欲の秋に負けず、栄養バランスと適度な運動で肥満防止を心がけましょう。
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