犬の皮膚病でいちばん多い「膿皮症」 | 柴犬オーナーハルの犬の健康ブログ

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今回は、犬の皮膚病でいちばん多いと言われる膿皮症(のうひしょう)についてです。


膿皮症
犬の膿皮症は、犬の皮膚にブドウ球菌などの細菌が感染することによって起きる、化膿性の皮膚病の総称です。


それらの細菌が増殖する事で皮膚に炎症が起き、ブツブツとニキビのような湿疹ができたり、 脱毛、膿疱、かさぶた等が見られたりします。


人や犬の表皮にはふつう数種類の常在菌がいますが、免疫力が低下する事で皮膚にいる細菌が増殖しやすくなってしまいます。


ブドウ球菌も常在菌で、少ない数では病原性は弱いですが、免疫力が低下したり皮膚に傷口があると体内に侵入して、皮膚の内部でどんどん増殖する事で毒素を多量に生産するようになります。


犬は皮膚が痒い時は繰り返し患部を掻きむしるため、それによって傷口ができると体内へ細菌が侵入しやすくなります。


気温や湿度が上がる夏場に多く、まだ若く皮膚が弱い子犬の時期や、老化の為に皮膚の抵抗力が弱くなったり、免疫力が低下している時などに起こりやすい病気です。


また、アレルギーや、ベタベタと脂っぽくなりやすい皮膚(脂漏体質)の犬は膿皮症を繰り返しやすいそうです。


どの犬種でも膿皮症になりますが、
ゴールデンレトリバー、
ダックスフンド、
ミニチュア・ピンシャー、
イングリッシュ・セター、
コッカー・スパニエル、
ブルドッグ、
ペキニーズ、
キャバリア・キングチャールズ・スパニエルなどが、罹りやすいと言われています。





◆症状
犬の膿皮症は、体のいたるところにできます。抵抗力の弱った皮膚に細菌が増殖して、部分的に赤くなって徐々にかゆみが強くなっていきます。特に顔やワキ、股や指の間などにできやすい。


最初の段階では毛の根元だけに菌がふえ、皮膚の表面に赤い小さな発疹があらわれます。進行すると病変部が丸く広がって中心部に色素が集まり黒ずんできます。


膿皮症は強いかゆみを伴うため、犬は頻繁に舐めたり引っ掻いたりして、短期間で体の広範囲で毛が抜けることがあります。


病状が進むと、皮膚の深部にまで及んで患部が膨れ上がったり、化膿したりしてひどい痛みが生じたり、発熱したりするようになります。





◆膿皮症のタイプ
膿皮症は感染の浅い順に、表面性膿皮症、浅在性膿皮症、深在性膿皮症に分かれます。


【表面性膿皮症
皮膚の表面のみに感染している状態です。肉眼で見るとプチっとしたニキビのような小さな膿ができています(丘疹)。


病変の色は皮膚の色そのものか、膿が多く溜まっている場合では、薄い黄色をしています。


清潔に保ちにくい場所のため、細菌が繁殖しやすいので、炎症が発生します。


【浅在性膿皮症
細菌の侵入は少し深くなり、毛の根元(毛包)の角質層や毛包と毛包の間の表皮の中に広がっています。


肉眼で見た病変部は表面性膿皮症と同じような病変と、小さな丘疹(きゅうしん)がはじけた赤くて丸い病変が混在します。毛包が炎症で破壊されると毛が抜けてしまいます。


【深在性膿皮症】
細菌の侵入は真皮と呼ばれるもっと深い部分まで及びます。痒みもひどく、かさぶたが出来て出血したり皮膚が部分的に厚くなったりします。


全身状態にも影響を及ぼし、発熱したり、無気力になったり、拒食症や食べていても痩せてきたりすることもあります。重症の状態で、治るのも時間がかかります。


深在性膿皮症にかかることはほとんどありませんが、かかる犬のほとんどは免疫が低下しています。他の病気に感染していたり体が弱っている犬に発生しやすくなります。





人間の皮膚は弱酸性ですが、犬の皮膚は弱アルカリ性で、人間以上にブドウ球菌が増殖しやすいそうです。


膿皮症が最も発生しやすいのは高温多湿な時期ですが、冬場の激しく乾燥する時期も、皮膚のバリア機能が弱まるので注意が必要になります。


皮膚の痒みは犬にとって大きなストレスです。大切な愛犬が皮膚のトラブルで悩まないように、愛犬の生活環境は常に清潔に保つようにしましょう。


最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。



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