わりと真面目にそう思います。
私は大阪在住で亡母が京都出身なもので近くに親戚は多いのですが、なかなか会う機会がありません。
友人や親兄弟とは違って、気軽に「飯行こうや」という間柄でもないし…
親戚付き合いって子供が小さい頃は割合密な気がするんですが、高校生ぐらいになるとあまりしなくなる体感があります。
子供にも自分の世界が出来て親に付き合わなくなるし、進路選択でそれどころじゃないという理由でしょうかね?
ましてや世間はコロナ禍でもあります。
なかなか会えないから大人になっても小さい頃のことをいつまでも話に出される→気恥ずかしいので益々顔を出さなくなる、といった悪循環に陥る(というほど大袈裟ではないかもしれませんが)ことが多いのではないかと思います。
そして冠婚葬祭でのみ顔を合わせる関係性になっていく。
私ぐらいの歳になると、久しぶりに親戚に会うと「次に会うのは◯◯ちゃん(歳くっててもちゃん)の葬式かねえ」なんて話が普通に出ます。
その時は意識しないのですが、よくよく考えてみると人が死ぬ話をごく普通に、場合によっては笑顔で喋っているのは結構怖いことですね。
これって日本特有のものなのかな?
妙な無常観や諦観を含んだ乾いた感じがします。
とはいえ、いつまでも密な親戚付き合いというのも、それはそれで少し居心地が悪い。
寂しいことかもしれないけれど、大人になったということなのかもしれません。