CATVのTBSチャンネル2で一挙放送していたので、観た。
じっくり観たことが無かったので、不倫主婦がマザコン旦那(とその母)にこれでもかとストーカーされまくるホラーなドラマだと思ってた。
チラ見では冬彦さんとママのキャラが強烈で、そうとしか思えない。
すごくシンプルにあらすじを言えば「見合い結婚で東大卒のエリート男と結婚した女が昔の恋人と偶然に再会し、心が傾いていく。すったもんだの末に、結局は夫と別れ、昔の恋人と結ばれる」というだけの話なんである。
当事者であれば大変だろうが、視聴者にとっては「ふーん、で?」って話。
しかしこれをホラードラマかと誤解させるような冬彦さんの造形というか、肉付けが素晴らしい。
気にくわないことがあると「ん~!ん~!」と唸りながら子供のように木馬に跨がり、いきなり妻にSMプレイを強要したり。
何かもう「そらあかんやろ…」な行動の見本市である。
最後に冬彦さんは過干渉のママを刺し、傷害罪で逮捕される。
ママを見舞った冬彦さんの妻は、ママから「あの子はずっとあなたが好きだったのよ」と聞かされ、拘置所の冬彦さんに面会に行く。
冬彦さんは妻に「実は君は僕の初恋の人だった」と明かし、最後には離婚してくれて「彼(妻の昔の恋人)とお幸せに」と言うのだ。
タイトルの『ずっとあなたが好きだった』は「妻⇔昔の恋人」ではなく「冬彦→妻」だったのだ、と視聴者は気付く、という構成になっている。
妻はドラマ終盤には妊娠しており、数年後に冬彦に似た子と昔の恋人(現夫)に似た子二人を幸せそうに遊ばせている。
ふと視線を感じ振り向くと、一匹の蝶が飛んでゆく、というシーンでドラマは終わる。
いいドラマなのか、正直、よく解らん。
私が気になったのは「その子ってSMプレイ時に仕込んだの?」と「手続きしないと前夫との子供になるはずだけど、そこらへんはちゃんとしてるの?」という点だ。
嗚呼、ヨゴレな人間がドラマ観ちゃいかんわね。