よろしく。
今日からよろしくね。
いい靴はいい所に連れて行ってくれると、マンガで読んだよ。
君はビーチサンダルみたいだけど、そこの所も、
よろしくね。
あとで友達に教わったおまじないをしてあげよう。
新しい靴は午前中に下ろして、靴底の下から炎を当てる。
2段階も3段階もごちゃごちゃに混ざっているような気がするけど、気にしない。
むしろ、やらない方が気になるし。
おまじないに支配されているような気にさえなるね。
もしかしたら、おまじないをかけられたのは私かもしれない。
インターネットで初めて見た時、すぐに心奪われて、即買いだったよ。
こんなにかわいいのになぜか半額で1000円もしなかったね。
だからって、夏の終わりのバーゲンまではとても待てそうになかったよ。
君と出会ってしまったから、
今まで頑張ってたお気に入りとはお別れする事にしたよ。
…寂しいけど。
すごく可愛かったし、すごく好きだった。
でも、…永遠なんてありえないよね。
この夏はいろんな所に行って、初めての思い出作ろう。
ジリジリくる太陽を浴びよう。
次はいつ君を超えるお気に入りが現われるか分からないから、のんびりね。
のんびりしよう。
もう夜になっちゃったね。
今日からよろしく。
だけど、明日の朝にならないと、おまじないができないよ。
おまじないをかけられたのは、やっぱ私みたいだ。
