毎年、保育所の運動会では、

年長さんのリレーと竹馬が最大の見せ場になる。

 

ちょこたんは二歳の運動会から、

両足ジャンプが一人だけできなかった

(今でもできませんが(^^;)り、

スキップが一人だけできなかったり、

(もう一人、ギャロップしかできない子も居たけど、

その子は楽しそうにギャロップで参加していた)

前転ができなかったり、

 

ちょこたんは運動会のたびに、

「自分だけできない」に気がつき、

「努力したって駄目なことがある」と思い知らされ、

「自分だけできないことを、みんなに見せなくちゃいけない」事に

傷ついてきた。

 

両足ジャンプだって、前転だって、

運動会の練習が始まる頃から、毎晩

「ちょこたんだけ、できんから」と、家で練習していた。

「二歳児が毎晩コソ練しなくちゃいられないほど、

プレッシャーかけるなんて、運動会がどれほど大事だって言うのか」と

保育所には怒りさえ覚えていたのですが、

それは、先生方の対応の仕方と言うより、

ちょこたんの受け止め方の方にも問題があったみたい。

 

できないくせに、完璧主義で、

自分のイメージどおりにできない自分を、

自分自身で許せないちょこたん。

そんなの、しんどいだろうにね。

 

そして、毎年ある年長さんの花形種目の竹馬とリレー。

ちょこたんはずっと前から、心配していた。

 

毎年ではないけれど、運動会の当日まで竹馬に乗れず、

竹馬を手に持っているだけで、行進に参加している子が居る。

 

ちょこたんの二つ上の学年には、

ちょこたんに良く似た(不器用で、本人が気にしている)子が居て、

エビ反って、抵抗しているのを、

先生に押されて引かれて、

竹馬を引きずりながら、

競技の間中、大泣きしていた女の子。

最後のリレーの時にも、また泣き出して、

周回遅れになりながら、走らされていた。

 

その子を見たちょこたんが

「きっとちょこたんも、年長さんであんな(ふうに)なる」

と落ち込んでいた。

 

「今から(二年がかりで)練習したらできるようになる?」と聞くので、

ママも、たぶんあなたは練習しても無理と思う、とはとても言えず、

「今から頑張ったらきっと大丈夫、一緒に練習しようね。」

と竹馬を買ってやった。

 

5歳の梅雨明けくらいから、保育所でも竹馬練習が始まり、

最初から乗れる子も居れば、すぐに乗れるようになる子もいるけど、

ちょこたんは努力の甲斐なく、なかなか乗れなかった。

 

「一歩だけ歩けたよ」

「ん?」一歩出そうとして落ちるのは、歩けたうちにはいるのか?

「じゃあ、後もう少しだね」

 

それが、9月に入って

「三歩だけ歩けたよ」

「え!?」三歩って事は右足も左足も少なくとも一歩ずつは歩けてる!!

「すごいよ、ちょこたん。右も左も歩けたんなら、もうできるよ。」

「もう、ちょこたんは竹馬乗れるようになったんだよ」

 

そしたら昨夜、

担任の先生が残ってらして、

「お母さん、ちょこたんすごいんですよ。」

「いきなり30歩以上歩けるようになったんですよ」って(^^)

「ちょこたん、自分でびっくりして、きょとんってしてました」だって、

 

保育所ではちょこたんは話してる間、

知らん振りして、しゃがんで土をいじてったけど、

ちゃんと話を聞いてるのは判ってる。

 

良かったね。

こうして、努力が報われることもあるのよ。

本当に良かった。