彼『ケンタ』は私がバイトしていたゲーセンの常連で身長は低く見た目もすらっとしていた為、華奢な女の子に間違われてしまってもおかしくないくらいかわいらしかった。

いつも彼と一緒につるんでいた男友達『ユウヤ』は背が高くていかにもモテそうな感じのがっちりしたいわゆるイケメンだった。

そんな二人とだんだん仲良くなっていった私にユウヤが話を持ち掛けた。


「こいつずっと家出してて、帰る家ないんだけど、今日泊めてやってもらえないかな?」
1979年、千葉県で産まれた私は高校を卒業するまではいたって普通の女の子でした。

特にこれといった病気や困難もなく、不自由のない生活をしていた。


大学は国立の4大に受かって、両親にとって自慢の娘であり、兄弟からは尊敬できる姉だった。


大学に入って始めたバイト先での出会いで、そんな私の運命はがらりと変わってしまった。


高校中退をした彼は3つ年下の家出少年。