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my light shines on

昔やってた音楽ブログの記事の復活と、現在のわくわくするものをいろいろ、完全な雑記帳です。

学校卒業後、「缶詰工場で働くなんて馬鹿げてる」と世界との関わりを拒否したジザメリの中心メンバー、リード兄弟が約5年後にアウトプットしたアルバムは、EMIで「すでに完成した形で天国のスタジオから落ちてきたアルバム」と評価された。

一度口に含んだら、引き返すことは難しい…そんな甘くて狂気の味がするJesus and Mary Chainのファーストアルバム、サイコキャンディ。
ちょっと気になってジザメリで調べてるうちに、「ベルベットアンダーグランド直系のノイズ」って売り文句に出くわしました。

この言葉は私にとっては殺し文句、早く言わなきゃそうゆうこと
彼ら自身もVUからの影響は認めていますが(cut deadはほんとそうですね)他のバンドと比較しようにもあまりにもその音は突出しています。

とにかくこれほどのノイズで隔てなければならないほど、彼らにとってこの世界は異質だった。
そして気づいたらこの気持ちのいい瞬間だけが必要なことで、あとのことなんてどうだっていいのだと思ってしまいそうなほど甘く、絶望的。(私的には社会復帰に支障を来たすので使用上の注意を守りたいところ)
世界が異質なものであるなんて今じゃあまりに普遍になりすぎた。楽しいことを追いかけてるだけなのに、自分のやってる事が世の中をどんどん駄目にしちゃって、結局自分の首を絞めてるだけ。

そんな構造がまだ見えにくかった時代だったから響くことが出来た奇跡なのかもしれないけど、だからって未だ答えが見つかってるわけでもない。名盤なんて枠に収まりきれない1枚。

メロディーが甘いから、さらにぐしゃぐしゃな気持ちが加速するtaste of Cindyの歌詞はこんな感じです。


taste of Cindy


Crack of dawn
夜が明けて


Cindy’s movin’ on
シンディは動いている


Talking Cindy to everyone
シンディはみんなと話すんだ


Until she’s had her fun
彼女が満足するまでずっと

 

She can be
彼女はなれるよ


Which the sun and sea
太陽だって海にだって


she’s talking to everyone
彼女はみんなと話してるんだ


Cindy’s had her fun
彼女は楽しいんだ


Though I’ve heard it before
前に僕はそのことを聞いてたのに


Still I need you more and more
いまでもずっと、もっともっと君のことが必要なんだ


But I just can’t get away
取り上げることなんてほんとにできないけど


Cindy kills me every day
シンディは毎日僕を殺してる


And I tried and I tried
それで僕はやってみた、やってみた


But you looked right through me
それでも君は僕の事を完全無視だ


Knife in my head when she talks so sweetly
彼女がとっても甘く囁くとき、僕の頭の中にはナイフ


Knife in my head when I think of Cindy
僕がシンディのことを考えるとき、僕の頭の中にはナイフ


Knife in my head is the taste of Cindy
僕の頭の中のナイフはシンディの味がする