ナンザン | spring has come!

ナンザン

去年の5月2日正午頃。
私は今までの人生の中で経験したことのないような痛みに耐えていました。
病院の分娩台の上で。

あれから1年たちましたが、忘れてしまいたいのに忘れられないような、
いや思い出したくもない壮絶な一時間でした。

といっても出産ではないのです。
妊娠14週の時にうけたシロッカー手術の抜糸です。

同じ日に同じ病院で同じ手術を受けた友達(というかのちに友達になったのだけど)はすでに抜糸をして出産までしていたので話には聞いていたけど、「あなたの場合はそんなに痛くないかも?」という担当医の研究生先生に言われたのでそれを信じてあまり恐れずに挑んだのですが。。。

死ぬかと思いました。(麻酔なし)
すべての糸が抜けず、残りを探す先生もうまく行かないので「出産の時にしようか」と弱気になりつつも手を休めず。
看護士さんは私の手をぎゅっと握ってくれていて「がんばって」と。(まるで出産?!)
我慢強い私も思わず「痛い」と声もでるほど。
もうおなかもカチカチに張っていました。
そしてすべて終わったときにはのどがカラカラでした。

まだ出産してないのに「もう一人産んだ気持ちです」と私。
先生も「よく我慢してくれたね。もうやめてって言ったらやめようかと思ってたんだけど。」だって!
いや、手を休めないから「やめて」とも言えないほど痛みに耐えてたんですけど。

”出産ってこれ以上の痛みなのかしら?”と怖くなってしまったけど、
手を握ってくれていた看護士さんに「出産よりも痛かったかもよ?」と言われた。
実際のところ、出産分娩は抜糸とまったく同じ分娩台でしたのですが、出産の方が時間が短かったし、
夢中で痛みもわからなかったので、抜糸の痛みの方が上かもしれません。
ということで出産分娩はかなりスピード安産でしたが、抜糸はかなりの難産でした。

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妊娠14週でうけたシロッカー手術とは子宮の入り口(頸管)を縛る手術です。
赤ちゃんが大きくなっても重みで子宮からでてこないように縛っておいて、出産してもよい時期になったら抜糸します。
私の場合は子宮頸ガンで受けた手術により、頸管長が短いので縛っておかないと出産まで耐えられないという理由からです。
子宮ガンの手術を受ける時に「今後妊娠したらそういう手術を受ける必要があるかもしれません」と言われていたのですが、”妊娠”なんてその頃の私にはピンとこなかったけど、それくらいのことなら受けてたつよ。なんて思っていました。

が、今は。。。
もし2人目を妊娠しても
シロッカー手術は受けても、抜糸は嫌!!!
(抜糸しないと経膣分娩は不可能ですが)

1年経ってもそんな感じです。