表記の大会 が今日、ようやく終了しました。


当初は5チームのエントリーを得て6月4日に開催の予定でしたが、前週の季節はずれの台風の襲来で、この日に運動会が重なってしまったチームが2チーム。

このため、参加が可能なのは3チームになってしまいました。


県大会へは4チーム進めますから、これでは地区予選そのものをやる意味がなくなってしまいます。


悩んだ末、参加可能な3チームのみなさんにご了承を得て、開催日を6月18日に延期させていただきました。


その後、私達の地元からもう1チーム加えることができて、計6チームのエントリーに。


北部地区(野田市、柏市、松戸市、流山市、我孫子市)は、全国1位の会員数を誇る東葛支部があるのにも関わらず、これまで参加チームが少なくて一度も地区予選が開催されていなかった地区です。


これではあまりにさみしいと、勧誘に励んだ甲斐がありました。


6チームですので総当り方式にして各チーム5局。


冒頭、「将棋の大会に出るのは初めての子~」と聞いたら、6~7人の手が挙がりました。

これだけでもこの大会の価値があると思います。


割と広い部屋を借りることができたので、ゆったりとしたスペースで、ピリッとした空気の中での対局。

こどもと将棋をしよう!@柏-文科杯北部地区予選


引率のお母さんたちも初めての方が多く、独特の緊張感にびっくりされたのではないでしょうか。

子供の競技において、これだけシーンと張り詰めた空気が漂う競技って、あまりありませんからね。


結果、たいが参加させてもらったチームが5戦全勝で見事優勝。

このチームは私の小学校でのチャレンジタイムでの活動をきっかけに、柏の石田先生のところへ通うようになってくれた、文字通り「石田門下のチーム」です。


準優勝は、たいが個人成績で唯一の黒星を喫した、柏のエース、ハルキ率いるチーム。

このチームも大将・副将は「石田門下」でした。


3位には、私達の地元の小学校からエントリーした3チームのうち、もう1チームが見事入賞!

特別な教室には通っていない2~3年生で作るチームでこの成績は立派です。がんばりました!

4位は、これまた大将のはやせくん、副将のかいとくんが「石田門下」のチーム。


県大会進出を決めた4チームで記念撮影です。


こどもと将棋をしよう!@柏-県大会進出4チーム


将棋大会で強さを競った場合、将棋教室で日頃から将棋を習っている子、たくさん指している子が強いのはどうしても止むを得ないことです。

逆に言うと、そうした地元の指導者の存在が、地域の将棋の普及活動には不可欠だと言えると思います。


現に千葉県西部地区は最多の22チームのエントリーがあったそうですが、これは地元に津田沼、えんだい、C&C、行徳、加瀬教室、といった教室があって、それぞれ素晴らしい指導者の先生が、献身的に普及と教育活動を行われていることによるものだということは、疑いの余地がありません。


一方で文部科学大臣杯のすばらしいところは、彼らのような「教室で習っている子」が、2人目、3人目を学校で誘って、将棋の輪を広げてくれるところだと思います。


教室で将棋を習っている子しか楽しめないのでは、普及にも限界がありますから、今回の団体戦は機会の提供という点で大きな意味があると思っています。


残念ながら最下位となってしまったチームの大将K太くんは、北千住の清水上先生の教え子で、ときんの会メンバーですが、2番手3番手の選手は、K太くんが誘って参加してくれた子供たちです。

聞けば「半ば無理やり引っ張って来た」そうですが、そのパワーにも脱帽。

ところが「無理やり引っ張って来られた」ふたりは、


「全然勝てなかったけど、来年も出る!」

と言ってくれたのが本当に救いでした。


今日、参加してくれた18名の子供たちは、なんと全員が5年生以下。


ということは・・・来年も18名全員が小学生!!


22チームがエントリーする西部地区と、6チームしかエントリーしない北部地区。

いずれも県大会へ進めるのが4チームということに関しては、不平等とのご意見もあって当然ですし、検討の余地があるかもしれません。


ただ、規模が小さいながらも「続けていく」ことで、来年は1チームでも多くのチームがエントリーしてくれて、リピーターが新しい仲間を巻き込んで、少しずつ少しずつ大会の規模が大きくなっていく・・・そんな

未来を願ってやみません。


さあ、来週は県大会。

進出することになったチームのみんな、、力をあわせてがんばりましょう!!


参加してくださったみんな、どうもありがとう!!

保護者の方も、ご協力いただきありがとうございました!!