毎月1回、土曜日に小学校で取り組んでいる将棋のチャレンジタイム。


私がブログを書くのをさぼっているだけで、今のところ細々とではありますが、毎月続いています。


私の勝手な都合で、それまで午前10時から正午までだった時間帯を、4月からは午後2時から午後4時までに変更させてもらいました。


サッカーを習っている子がひとりいて、残念ながらその子は来られなくなってしまったので気の毒なことをしてしまいました。


一方、午後なら参加することができる、という兄弟もいて、来てくれる子どもの数は毎回6~7人のまま変わらず、といったところです。


先週は5月の開催日。この回で18回目を数えることになりました。


メンバーが固定化されてくると、手合いがマンネリ化してしまい、勝てる子、勝てない子もかたよってきます。


賞状はすべての子がまんべんなく受け取れるように、と思案した末、最近はおはじきを使うようになりました。


最初にみんなで詰将棋を解いているのですが、棋力によって1手詰め、3手詰め、5手詰めと手数にハンデをつけます。


で、1問解けたらおはじきをひとつ。


子ども達、特に男の子は何かを集めるのが大好き。

おはじきでさえ、獲得に異様に執念を燃やします(笑)


すぐにおはじきが足りなくなると、今度は


「青色のおはじき5個で黄色ひとつ、黄色が5個で赤色がひとつ」というように、色によってレートを変えてくれました(笑)


こういうシーンを見られるのは、役得というもの。

子ども達の創造性にはいつもびっくりします。


対局に勝ってもおはじきをもらえるようにして、最後は獲得したおはじきの多い子が優勝。


こうすると、詰将棋の難易度をかえたりすることで、賞状の行方をコントロールしやすくなります。


時間が終わると回収するおはじきなのに、なんでこんなに燃えるんだろ(笑)



さて、今月は、たいの同級生が顔を出してくれました。

それも一度に4人。


別の目的があって学校に来ていたようですが、


「ちょっと座ってみ。」


と招き入れると、初心者教室のはじまりはじまり。


4人とも将棋はまったく初めてで、まずは駒の並べ方から。


次は駒の動かし方を順番に。


「駒が成る」ルールや、二歩などの反則を教えているとあきてしまう子も多いので、ひととおりの動かし方がわかったらすぐ実戦!


男の子はなにしろ、勝つことがいちばん面白いと感じると思うのです。


初心者なら私でもぎりぎりなんとかなる4面指しで、飛車先の歩をのばすことや、角道をあけること、と金を作ることなどを練習しながら、最後は頭金で詰み。


4人とも面白かったと言ってくれたけど、また指そうとしてくれるでしょうか。


4人に将棋を教えている間、常連さんの6人は、教室の黒板にいつものように勝手にリーグ戦の対戦表を書き、勝手に手合いを決めて、総当りで順位を決めてくれました。


毎回こんな風にスムーズに進めることができるといいな、と成長した常連さんに感謝した日でもありました。