先日「翻訳フリー宣言」をご紹介した梅田望夫さんの「シリコンバレーから将棋を観る」
ときん君パパさんに 一足遅れて、本日八重洲ブックセンターで購入してまいりました。
2008年の佐藤棋聖VS羽生二冠(いずれも当時)の第79期棋聖戦観戦記 、記憶に新しい2008年10月の竜王戦第1局観戦記 に、初出のエッセイを加え、さらに有名な「羽生の高速道路論 」、2008年正月の佐藤棋聖との新春対談 、あるいは将棋世界2月号、3月号の寄稿の改筆など、これまでの梅田さんの活動と論説を集約したような内容となっています。
実はまだ全部読めていないのですが、是非「はじめに」だけでも立ち読みしてみてください(笑)
はじめに~「指さない将棋ファン」宣言。
「将棋の世界を支配している空気が、「指して強いこと」によって将棋好きの度合いをはかるもののように思えたからだった」
そうなんですよ、強くないと将棋が好きって言っちゃいけないような雰囲気があるんですよね。
本当はそんなことないのかもしれないし、ブログで知り合った方は有段者でもみな親切ですが、初心者には敷居が高いんですよね。
ブログもそう。
最初は子供が強くないと、なんとなく書いたらいけないような気がしてました(ホントはそんなことないんですよ)(笑)
でも野球やサッカーの場合、実際にはプレーしないファンだってたくさんいるし、イチローが打てなければ文句言うし、俊輔のディフェンスがどうのって語ったりしますよね。
本書では渡辺竜王の著書「頭脳勝負」から、
「(野球やサッカーでは)「それくらい捕れよ!」と言いはしますが、実際に自分がやれと言われたら絶対にできません(中略)将棋もそんな風に無責任に楽しんでほしい」
という渡辺竜王のメッセージも紹介しています。
そして、本書で紹介されるトップ棋士がみんな同じ問題意識を抱えていて、「指さない将棋ファン」「観て楽しむ将棋ファン」を増やしていきたいと考えているのだそうです。
あああ、救われる言葉の数々。
いいでしょう、なりましょう、指さない、いや指せない将棋ファン。
梅田さんはそれでもご自身の棋力を「初段にいくかいかないか」と評されていますが、それって十分指せるじゃん。
ていうか初段は私の死ぬまでの到達目標(笑)。
私は性懲りもなく、千駄ヶ谷でも、子供の将棋大会でも指しますよ(笑)
でもって息子にも勝てないくせに、羽生の終盤のあの一手はないだろ~羽生も落ち目だな、くらいのことをのたまうことにします(嘘)