セレンディピティ


という言葉をご存知でしょうか。


著名なアナリストにして今やベストセラーメーカーの勝間和代さんが紹介して、にわかにブームになりそうな予感のする言葉です。

私自身は、中小企業診断士として活躍中の高校時代の友人 がしばらく前からブログで紹介していて出会った言葉ですが、彼もまたカツマー(勝間さんのファン、あるいは信奉者をこう呼ぶみたいですw)ですので、どちらが先なのかはよくわかりません。


この言葉にぴったりあてはまる概念は日本語にはないそうで、和訳が定まってないらしいのですが、平たく言うと、


「ふとした偶然をきっかけに幸運をつかむこと、その能力」のことを指す言葉だそうです。


ここで大切なのは、あくまでそれは偶然なのですが、その偶然をつかむのは「能力」であるという考え方です。


勝間さんの新刊 にわかりやすい例が載っていまして、いわく、


「じゃんけんにたくさん勝つためには、じゃんけんをする機会を増やせばいい。」


と。

すなわち、偶然を増やす努力をすることで、それをきっかけとした幸運を掴む機会も増やしていこうということのようです。



私自身はこのセレンディピティという言葉に出会ったとき、自分自身の偶然を増やすことよりも、自分の子育ての理想にぴったりとあてはまったことにビビビッときました。



日々仕事に追われる父親(時には母親)が子供にできることは限られていると思います。

ですが世の中にはたくさんの興味深いことがあって、きちんと情報を集めればいろんなことにチャレンジできるという事実を子供にきちんと伝えることさえできれば、子供は自分の力で自分の好きなことを決め、成長していく力をもっているのだと思っています。


つまり、子供に教えるべきは具体的なノウハウではなく、ノウハウを手に入れる方法(やり方)なのではないかと。


様々なことに出会う「偶然」を増やしてあげて、求めている偶然に出会ったときに、それを価値あるものに昇華できる力。

それは必ずしもお金や地位や名誉にはつながらないかもしれませんが、きっと子供の人生を豊かで笑顔の多い人生にしてくれるのではないでしょうか。


セレンディピティという言葉にそんなイメージを抱いている頃、子供たちは将棋と出会いました。


子供たちが将棋とどうつきあっていくかは、子供たちが決めることですが、世の中に将棋という楽しい世界があるということ、私も子供たちもそれを知ることができた偶然を幸せに思っています。


新しい年には、将棋の他にも偶然の幸運がどこかに潜んでいるかもしれません。

あるいは将棋に一生懸命打ち込むことで、新しい偶然の出会いが待っているかもしれません。



新年にあたり、子供たちにどんな偶然を見せてあげることができるか、親としてのセレンディピティをみがいていけたらいいな、と思っています。