日本のIT業界・AI業界では、技術者社長が少ない気がします
パッと思い浮かぶのは、まず伝説の人物ホリエモン。逆にホリエモンを超える技術者社長は出て来たでしょうか?
かつての自分が働かせていただいたワークスの牧野社長も正直そこまで有名ではありませんね
技術者社長が少ないのには、何か理由があるのではと
そもそも、社長になる人は、なるまでは社員であったことが多く、その部分のキャリアで語られます。技術者社長より営業社長の方が多い、というように
そして、起業当初はそのケイパビリティを活かして事業を拡大していきます。そうした際に、最強の能力である営業力がモノを言うのは当然でしょう。例えば私は、「既存事業の売上をデータサイエンスで上げる」というケーパビリティを持っていますが、最初は「既存事業」など無いわけですから、データサイエンティストというのは創業者としては最弱の能力かも
それでは、技術者社長に立ちはだかる壁にはどのようなものが考えられるでしょうか?
営業力
営業は場数を踏むことも重要なので、技術者キャリアでは積みにくいのかもしれません。
感情に訴える能力
社長は全社員とコミュニケーションを取らねばなりません。論理的なコミュニケーションだけでは行き詰まりそうです。
広報もやらねばならず、ホリエモンの実績に及ぶ技術者社長はまれだと言えます。
ファイナンス能力
自分の経験では日経読んでる技術者はごくわずかです。
外注管理能力
外注スキルは開発スキルとはまた別なので経験を積みにくそうです。
経営目標設定能力
営業組織を採用から育成までしていると受注の時間軸が読みやすいですが、技術者としては読みにくそうです。
市場トレンドの変化
スタートアップは市場トレンドに乗らなければスケールしませんが、そのトレンドは社長が得意な技術領域ではないかも知れません。
さらなる成長を
これらの壁に、技術者として一皮剥けるヒントがありそうです
頑張るぞ!