あなたにさよならも言えなくなった日の事こと
今でも虎と馬がブレイクダンスして
よく覚えてる
 
崩れた何もかも
組み直す気力も無く
澱んだ節穴で眺めながら
今日も部屋には雨
 
 
遅すぎた何もかも
知るのも 生きるのも
神様なんて いなかった
世界が彼を殺した
 
夢のように夢は消えて
生きる意味に躓いた
それでも世界を愛していた
彼は同性愛者だった
 
きらりきらり飛び散ったガラスが
あなたに降り注ぐ交差点
月曜日の昼過ぎのことだった
 
 
若すぎた何もかも
死ぬのも 諦めるのも
「まるで あなたなんて いなかったみたい」
僕は 昼に  嘔吐  する
 
 
 生物学的に汚い僕達が死ねば
   世界は平和になりますか?
 生物学的に汚い僕達が死ねば
   世界は愛に満ちますか?
 
愛と平和の死者
憎んで憎んでも余りあるこの夜に溺れて
息が出来なくなった愚か者
 
 
愛と平和を誰より願い力尽きた馬鹿な人
その姿はこの世の何よりも素敵に見えたけど
愛も平和も信じちゃダメさ そう示しただけのこと
ちっぽけすぎる自分を呪え 何も変わりやしない
 
 
愛と平和の死者
憎んで憎んでも余りあるこの夜に溺れて
息が出来なくなった
 
愛と平和の死者
想い出は深く足枷になり
過呼吸の僕の事許してはくれない きっと
 
だから僕は君と
永遠に踊り続ける
酸素なんて要らない世界で
 
 
 
 
 

池袋で天使が死んでた
みんな平和にふやけきってて
まともな誰かが切り裂いて叫ぶまで
街は重病暗い停死した


その背中そそり立つ穴あき包丁
時が動き出して 地獄の騒ぎ
聞きかじった悲鳴で逃げ惑う馬鹿が
訳も解らず走り 天使の死体を踏む

憔悴しきった様子の その男は
瞳を爛々とギラつかせ
二日前からずっとこの街を彷徨いてて
ゆとりに指差して笑われてた

掴める筈のなかった天使の足を
その男は強く握り締めて
赤い瞳は閉じもせず 雨と混じり
あんたのせいだろ
なんとかしてよ
何か言ってよ
ねぇ
あの人を返してよ


天使は途切れ途切れ男に言う
一つだけ叶う魔法があると
それを聴いた男の目に光が宿り
天使はニヤリと笑う


池袋駅 3番ホームの レールと 車輪の隙間から 逢いにいけるよ


許さないから
この人生めちゃくちゃにしたこと
許さないから
一番大事なもの奪ったこと


掴める筈のなかった天使の足を
掴んでしまったその男 もはや人に非ず
見つめる先は闇ばかり されどその顔は
まるで人のよう 優しく笑い
頬には雨が 嗚呼

もうすぐあの人にもう一度逢える
高鳴る鼓動を抑えたホームの隅
その身体は宙を舞いレールと車輪の隙間に触れた瞬間
男は水蒸気になって消えてしまった


昨日起きた池袋通り魔事件
犯人はまもなく電車に飛び込みましたが
犯人と被害者 両方の遺体が忽然と消えてしまいました
一体何が起こったのでしょうか



断罪!断罪!断罪!断罪!

断罪に次ぐ断罪!


幸せになろうだなんて
虫が良すぎるんじゃないの?
笑わせないで
忘れないで 思い出して
君らが強く踏んづけた
感触を

断罪に次ぐ断罪!

君等 大人になる為に
僕が犠牲になったって?
ふざけてる
忘れないで 思い出して
なかったことになんてさせない
ぼくのことを

暗い日々をこの手に 恨みを抱いて
「ごめんなさい」を 集めに行くのさ How Many?
褪めぬ怒りは バールのような ものにのせて
強く 振り下ろした

謝って済む位なら
警察も 法律も 要らない
ただ一つの正しい悪として
僕はこの命を燃やした


断罪に次ぐ断罪!


久しぶり 元気にしてた?
ずいぶん幸せそうじゃない?
え?僕が誰かって?
そうだよね 忘れちゃうよね
君達はいつもそうさ
加害者ってのは


今を生きる君達は もう忘れてしまったんだね
生贄になったなった僕達は 絶対に忘れないよ
弱肉強食だというのなら 人類進歩もここまでさ
ならば世のため人のため 僕が平和を与えよう

犯罪者?人殺し? 君達よりは幾分マシさ
やがて僕は捕らえられ 自ら命を絶つだろう
しかし第二 第三の 僕は無限に現れる
そう僕は 暗黒星という概念となって この世界の法になる

おわりのはじまり


暗い日々をこの手に 恨みを抱いて
「ごめんなさい」を 集めに行くのさ How Many?
褪めぬ怒りは バールのような ものにのせて
強く 振り下ろせば

世界中の弱く優しい者が
独りでもう泣かないように
あの頃の僕が笑うまで
止まらない怪物になるから

謝って済む事なんて
この世にひとつもないんだよ
後悔して死んでいくがいいさ
それが礎となる


ごめんなさい たすけて
その言葉は いつかの僕達の
君達に無視され踏みにじられた
頭蓋骨が覚えてる

ざまぁみろ


断罪に次ぐ断罪!

断罪!断罪!断罪!断罪!


「犬or人間」

   作詩曲:栗山"HaL"ヰヱス



犬の様に人に懐き
人の言葉使いこなす
家族だよと頭撫でられ
表札には僕の名前がない

 

犬犬犬犬 人人人人
犬犬犬犬 人人人人
人人人人 犬犬犬犬
犬犬犬犬

 

 

何百回 何千回 夜を越えて
僕等は息をした
どうしようも ないような 世界 だって
飲み込んだ

 

 


おやおやこれは人間様じゃ
しっぽを振って笑えば良かろう
頭を撫でて下さるならば
三回まわって ワン ワン ワン

 

 

生きる意味をば問うのであれば
このようになどなってはおらぬ
悲しいことがあったとしても
三回まわって ワン ワン ワン

 

 

犬犬犬犬 人人人人
犬犬犬犬 人人人人
人人人人 犬犬犬犬
犬犬犬犬

 

 

何百回 何千回 夜を越えて
僕等は息をした
どうしようも ないような 世界 だって
飲み込んだ

 

 

平穏な日々を 守る為の
反革の人生
どうしようも ないのは 僕の 方だって
分かってる

 

 

 

「ゴスロリを脱いでも」

   作詩曲:栗山"HaL"ヰヱス


ゴスロリを脱いでもまだ私は
私でいられるかしら?

ひらひらのレースをあしらったお洋服
可愛いでしょう?結構高かったのよ

鏡よ鏡
世界で一番可愛いくなりたいの
鏡よ鏡
あの子よりも可愛いって言ってよ

少女はただ少女以外の何者にもになりたくなかった

ゴスロリゴスロリゴスロリゴスロリ
地味だった私は死んだの
ゴスロリゴスロリゴスロリゴスロリ
これが本当の私

ゴスロリを着て武装すれば
この世界を歩くのも怖くない
コンプレックスはスカートで隠して
紅茶の香りで忘れましょ


時は流れる 人は老いてゆく
私は大丈夫 きっとまだ大丈夫

鏡よ鏡
映る疲れた無理してる女
鏡よ鏡
そうだ私もう若くないんだ

少女はもう少女じゃない 認めるのが悔しかった

ゴスロリゴスロリゴスロリゴスロリ
少女の私は死んだの
ゴスロリゴスロリゴスロリゴスロリ
これが今の私

ゴスロリを着て武装すれば
この世界を歩くのも怖くなかった
コンプレックス忘れるくらい
可愛くなれた気がした

ゴスロリを脱いでもまだ私は
私のままでいられるかしら
本当の自分なんてどこにもない
私は私
少女も私
全部素敵な思い出


--------------------------------


『ゴスロリを脱いでも/犬or人間』

『ゴスロリを脱いでも/犬or人間』