「いつのまにか骨折」って聞いたことありますか?
本人が気づかないうちに骨折してしまうことなんです。
何処が折れるかというと「背骨」です。
「背骨の圧迫骨折」といいます。
じわりじわりと潰れていくので、痛みもなく気づかない場合が多いのです。
「最近、背が縮んだ」
「最近急に背中が丸くなってきた」
という場合はもしかしたら、背骨の圧迫骨折が起きてるかもしれません。
なってしまったものは、どうすることもできないのが現状です。
痛みがきつく出てきて、生活がままならない場合は、潰れたところにセメントみたい詰め込む手術をする方法もあります。
この圧迫骨折が起きるのは、ほとんどが60歳以上の女性です。
ホルモンバランスが崩れて、骨粗鬆症になる方が増えるためです。
骨粗鬆症を防ぐためには
骨を丈夫にするには2つあります。
①食生活改善
②適度な運動です。
①骨といえば「カルシウム」
と思うかもしれませんが、カルシウムだけを摂っても丈夫にはなりません。
骨はカルシウムとコラーゲンでできています。
このコラーゲンが非常に重要な役割をしてくれます。
骨の柱の部分だと思ってください。
そして、骨の弾力性も作ってくれます。
コラーゲンを増やすには、タンパク質をしっかり摂ることで作られます。
カルシウムとの関連を考えると、魚が理想的です。
ビタミンDもカルシウムの吸収を助けてくれるので、毎日の日光浴も欠かさないようにしましょう。 15分くらいできたら理想です。
●避けて欲しい食生活
甘いもの摂取
コラーゲンと糖分がくっついてしまい、骨がもろくなります。
酸化を避ける
喫煙、飲酒、激しい運動、ストレスは骨を酸化(サビさせる)ので、骨がもろくなります。
②適度な運動です。
軽いウォーキングくらいの負荷が良いです。
骨には、ある程度負荷をかけてあげる必要があります。
負荷をかけることで骨が丈夫になります。
階段を登ったり、片足で立つなどの負荷をかけてあげましょう。
背骨の圧迫骨折を予防することで防ぐことはできます。
50歳を過ぎたら、骨はもろくなっていくと思って、早め早めの対策をして行きましょう。
しなければ丸い背中になり、どんどん小さくなっていきます。