このころよく京都駅へ遊びに行きました。列車、電車を見るのが楽しみでした。
特に興味が沸いたのは、山陰線でした。京都駅に到着した列車(ほとんどがSL牽引だったような
気がします)がSLを客車から切り離し、前進し機回り線を通りバックで梅小路機関区(今の
蒸気機関車館)へ引き上げて行きました。
カメラはリコーのリコー519という35mmカメラでした。
シャッタースピード最高1/500秒、レンズの明るさf1.9と当時のアマチュア向けとしては
ハイスペックでした(519のネーミングはそこから来ました)
レンズは固定で45mm程度の少し広角でした。
もちろんメカのみで、露出(シャタースピード、絞り値)ピント合わせはすべて手動です。
露出計も高くて一般には手が届きませんでした。
当時のフィルムの箱に ”晴れ1/100 f11 曇り1/100 f8 ーー” 目安値が書いてありました。