フリーザとの死闘(=おっさんのいびきとの闘い)を終え、
成都の街へ辿り着いたのは、翌日の朝だった。
たくさんの人が成都の街へ降りていく。
人・人・人、、、
この込み具合、なんか久しぶりだ。
ちょっと東京を思い出す。
ここが四川省のターミナル駅なのは間違いない。
そう思った瞬間、
そこで事件は起こった。
俺の目の前で改札を出ようとしたおっさんが、係員に捕まる。
切符の行き先を見えないように押さえているところを見ると、
行き先をごまかしているようだ。
そのまま係員に連行される。
どうにかなると思ったのか・・・。
さすが、中国。
なんでもありだな・・・。
連行されてゆくおっさん。
それを尻目に、タクシーでユースまで行く俺。
ちなみにタクシーは中国ではめちゃ安い。
たいてい街乗りであれば10元そこそこでいく。
大体150円くらいか。
・・・まぁバスは大体どこまでいっても1~2元(15~30円)なので、
それこそ、めちゃくちゃ安いが。
北京で会ったヨウスケに教えてもらったSim's Cozy Garden Houseに泊まる。
ここは元々バックパッカーだったシンガポール出身のSimさんと、
日本人の奥さんのマキさんが二人で作ったユースで約100人が泊まれるらしい。
実際、相当デカイ。
池には鯉がいたり、茅葺の屋根の休憩場所があったり、
小川が流れていたり、卓球台やビリヤード台があったり、
カフェやテラス、レストランまで併設してある、すごいユースだ。
ここで沈没(=長期滞在)するバックパッカーも多いらしい。
なんとなくわかる気がする・・・。
ただ、確かに居心地はいいのだが、あまりにもたくさんの旅行者と
沈没しているんであろう人たちを見ていると、
なんとなく自分の姿を見ているようでちょっと落ちる。
疲れているのもあったかもしれない。
なにしろ、これまでノンストップで移動を続けてきたのだから。
たまっていたブログを整理したり、メールを返したり、
調べ物をしたりしながらお昼過ぎまでカフェで過ごす。
ミニPCを持ってきている俺にはうれしいWi-Fi無料スポットだ。
ガツガツいろんな作業をこなした。
さてどうしようと思い、外に出た。
電化製品など、ちょっと買いたいものがあったので、
近くの電気屋さんへ。
へーこんな風になってるんだー
とちょっと感心しながら見ていると。
ん?
んん??
あっ、こんなところでメシ食ってる!!
お客さんに見えるところでメシ食ったらあかんぜよ。
ちっ・・・カップラーメンか、、、美味そうだ、、、
そのまま用事を済まし、次の街へ行くための電車の切符を買うことに。
次の街はラオス、ベトナムとの境目にある、中国の南端、
雲南省・昆明に行くことは決まっていた。
ただ、この時期は中国の電車は込んでいることを学んでいたので、
北京で西安行きのチケットが買えなかったときから、
新しい街に着いたらすぐに電車の切符を買うことにしていた。
本当はすぐにでもそちらに向かった方がよいのだが、
どうやら四川省にはすごくきれいな自然が残っているところがあるらしい。
九塞溝と黄龍というらしい。
二つとも成都から12時間くらいバスでいったところにあるらしい。
しかも夜行バスはないため、往復で2日かかってしまう。
正直悩んだ。
早く行きたい気もするが、せっかくだし、、という気もする。
ただ、中国は10日くらいと考えていた自分にとって、
正直、ここらで往復2日、滞在2日の4日間というのは、かなりの時間のロス。
しかし、写真を見る限り、相当きれいみたいだ。
久々に自然美を堪能したい気もするな、、、
・・・いっちまうか、、、。
悩む俺。
考えているうちに、成都の駅に着いた。
チケットの残数字が表記されている電光掲示板を見た。
ここ2~3日は昆明行きのチケットがすべてソールドアウトになっている。
これは天の思し召しだな、
ということで九塞溝・黄龍行き、めでたく決定。
帰りにレストランの従業員が30人くらいで、
挨拶などの練習をしている光景を見た。
ジャーマネみたいな人が大声で発声練習の心得を説いている。
中国の接客・マナーはありえないと思っていたけど、
やっぱりちゃんとしているところはちゃんとしているのね・・・と変な安心を感じる。
中国は南に下ってきているのだが、
なんとなく、南部の方が人が穏やかだったり、街がきれいな気がする。
押し売りをする人も少ないし、なんとなくのんびりした雰囲気。
まぁ日本でも暖かい地方の人はのんびりしているよなぁ、
と思いつつ、初の10人用ドミのベットに横になるとお疲れモードな俺は就寝した。
おやすみなさい!!



