第1日目の朝。
家を出るのは朝5時半。
直前までパッキングをしながら、ダッシュで家を出た。
3月頃に世界旅行に行くことを決めたので、
半年弱の準備期間を設けての旅。
・・・だったらもっと早くいろいろやれたのにー!
という事実はとりあえずおいといて。
世界一周旅行券というチケットを購入しての旅。
成田-北京が最初の航路なのだが、
実は個人的にはアジアに旅行するのは初めて。
飛行機といえば、アメリカに留学していた時に
ロスに飛ぶか、NYに飛ぶかしかなかったので、
初めての短距離飛行。
・・・北京、ちかっ!!
想像以上に早かったが、もうここは違う国なのだ。
ドキドキしながら税関をくぐる。
とりあえずInformationで空港から北京までの道を聞く。
ところが、Informationの女性係員、ほとんど英語がしゃべれない。
空港でレストランに入った。英語、通じない。
北京までのバスのチケットを買う。
やはり、英語ほとんど通じない。
自分が想像した以上に英語が通じない。。。
大学で留学した時、一番最初に一人で入ったレストランが吉野家だった。
義務教育で6年も英語を習ってきたのに、
吉野家で牛丼1つも頼めなかった自分が一瞬、フラッシュバックした。
なんてことを考えていたら、北京駅についた。
なんか薄暗いな・・・
最初は曇りだから?霧か?と思っていたら。
どうやら、北京はスモッグで曇っているらしい。
ドタバタしていたし、飛行機乗ったし、
さらに天気はこんなんやし、ちょっと微妙やなーと思っていたその時、
「○×△×○マー」
ホテルの写真を持って、俺に中国語でひたすらしゃべりかけてくるおばはん。
俺も中国語が話せないと知ると、手に数字を書き始めた。
300?300元?
そもそも300元がいくらかもよくわかっていない俺には、
それが高いのか安いのかわからない。
とりあえず値切ってみた。
というか、いろいろ身振り手振りで聞いてみたら、
250、200と勝手に安くなっていった。
とりあえずおばさんが来いと言う。
正直、疲れていたし、
早くゆっくりしたいという意識もあった。
とりあえず寝るところを見てから、
と伝え(たつもり)、おばはんについていく。
着いたところはぼろっぼろの車がたくさん止まっている駐車場。
どうやら、ここから車に乗っていけという。
怪しすぎる・・・。
沢木耕太郎なら行くかもしれないが、
俺は旅慣れないおこちゃまバックパッカーだ。
いわば生まれたてのヒヨコだ。
そんな冒険はできない。
だいじょうぶだと、言い残し、そこを去ろうとする俺。
やっと捕まえた(であろう)カモを逃しそうになるおばはん。
逃げる俺。
追うおばはん。
そして、それを見て笑う中国人民。
正直、笑い事じゃなかったが、この時までは正直、
どっかでもう大丈夫だと安心していた。
おばさんが追いかけるのを止めない!!
歩道橋を渡って、数100m離れたにも関わらず、
ひたすら怒鳴りながら、追ってくるおばはん。
初めての中国、初めての土地、そして、怒鳴りながら走ってくるおばはん。
その後、30Kg以上の荷物を背負いながら、走っておばはんをまく俺。
最初っからなにやってるんだか、、、
一瞬ばかり日本に帰りたくなったが、いやいや、
まだ旅は始まったとばかりに立ち寄ったのはルックJTB。
好意でインターネットを貸してもらい、宿探し。
なんとかタイミングよく、日本人が経営するユースホステルが見つかる。
宿の人に教えてもらったレストランで、指差しながらオーダー。
ショウロンポーとパイコー麺を食べたら、ひたすら疲れていたのか、8時頃には就寝。
こうして、俺と中国という国が出会い、5ヵ月で世界一周という壮大な旅がここから始まった。

