最近の娘は以前にも増して笑顔が少なくなったように感じます。


家に帰ってきてすることと言えば、


大好きなドラえもんのアニメ見るor漫画を読む

ゼルダの伝説を決められた時間内でやり込む

ソファに寝転びボーッとする

時たま絵を描く

時たまお友達と遊ぶ


そんな感じです。


行き渋りが始まる少し前、

まだ灼熱の太陽がジリジリと身体を照らす夏休みの時間頃から、思えばあまり外で過ごすことを好まなくなりました。


はじめは暑さに弱い娘のこと、

ただ単に真夏の気温にやられ、冷房のきいた室内で過ごしたいんだろうなと思っていましたが、

暑さがマシになり、毎日20分の登下校で汗をかかなくなってきても、インドアで過ごすことを好むようになりました。


買い物や犬の散歩、こちらが提案した遊び、いろいろなことに食いついてきては娘なりに楽しんで過ごしていた日々が少し


たくさんのことに興味をもち、意欲をもって取り組んできた娘だったのが、

今ではゲームの時間が終わると突然体調が悪くなり、疲れた、と連発し、何すればいいのかわからない、とテンション低めに夜寝るまでの時間をただただやり過ごしているような、

気づけばそんな過ごし方をするようになりました。


ここしばらくこの過ごし方に行き渋りと連動しているのだろう、と危機感を募らせていたのですが

まだ少し状況が変わってきました。


我が家の地域は学校のはずれにあるため、同級生や同じ小学校に通う子どもがとても少ないです。

唯一、近所に住む仲の良い友達は学童っ子。


兄は時間割も異なるし、そもそも妹に歩調を合わせて歩くタイプではないので

(でも、それでいいと思っています。兄に妹のケアを頼むのは、兄自身の世界を制限することになるから)

ひとりぼっちで歩く長い登下校の時間は娘にとっては苦痛のようです。


でもそのお友達がたまに学童なしで家に帰る日は一緒に遊ぶことも増えました。

まだ自転車でのお出かけは許可してあげられていないけど、ちょっとだけ歩いていく公園や私が早上がりで家にいる際は我が家に来てもらったりしながら楽しく遊んでいるようです。


授業中のイヤーマフはまだ付けていることに落ち着かないらしく、あまり活用できていないようですが、時間の問題だし、そもそもつけるか付けないかは自分で決めていいのだし、長い時間かけてゆっくりやってみたらいいと伝えているので、

“ぼちぼちやってみる”ができている様子。


まだ“学校行きたくない”と呟くことはありますが、

その頻度や重さも以前より少しだけ軽くなっているように感じます。


最近は学校の行事が近いので、それに向けて少しずつ意欲を高めているのも影響しているのかな。


娘は、行事やイベントがある際は

それを負担に感じ嫌がって拒否モードに走るタイプではなく、できるだけ成功させたい!しっかりやりたい!と思うタイプなのも、この気持ちの変化に大きく影響している気がします。


(その反動で燃え尽き症候群がすごいのですが。)


そして一昨日はめちゃくちゃ久しぶりに“今日は学校楽しかった〜!6時間でもよかったくらい!”なんて話してくれて、

さらに今日は半年ぶりに校庭開放に行きたい!と出掛けて行きました。


学校が楽しかった日のことは、何が楽しかったのか?多分本人もわかっておらず娘の口からは聞けなかったのですが、娘の話から察するに、音楽の授業でたくさん先生に褒めてもらえたことをだいぶ喜んでいたので、心地よい気持ちで1日過ごせたんだろうなと思います。


家でもたくさん褒めて、どんなあなたも好き好き光線を送り続けているのですが、

学校という場、皆の中でこうして明確に評価してもらえたり認めてもらえたりすることを

嬉しく感じるようです。


承認欲求が強いのかな。


私としてはどちらかと言えば、

どんな自分でも大丈夫!人と違っても自分を信じていって欲しい!そんな自分を好きでいて欲しい

と思っているので

評価されること=自己肯定感アップ

の循環には陥ってほしくないと思っていますが、

娘にとってそれはまだ素直に感じられるものではないのだろうと感じます。


以前から家の中でも自信をつけて欲しいという思いから、事あるごとにたくさん褒めてきてしまいましたが、ある日専門家に言われたこと。


娘は評価に敏感なところがある

学校では嫌でも評価される環境に身を置くことになるので

家の中で褒めすぎる行為は控えていい。

娘の場合は、褒められること=評価されることとなりそこでしか自己肯定できない人間になってしまう危険も含んでいる

それよりも

あなたの価値は、評価されることで認められるものではなくていい。

ありのままのあなたが素敵だよ

ということを伝え続けていくことが何より大事。


そんな言葉を身体の重心に置いて(心がけて)これからも娘と向き合っていきたいた思います。



*  *  *


と言ったそばから今し方2時間弱にわたる癇癪が起こり、もう逃げたい…と絶望的になっている私。


山あり谷ありとはまさにこのこと。

いつだって娘に翻弄され続けている私は弱くて中途半端なんだろうなぁ。


凹む。