「お母さんは真正面から自分の意見を先にぶつけがちなのよ」


先日娘の通う療育の先生に言われた言葉。

突き刺さりました。



ざっくり言うと

傾聴、ポジティブ返し、そして交わし(逃し)。

これらをバランスよく組み合わせながら娘と向き合っていきなはれ、

という親身のアドバイスをもらったわけです。


いや、ほんと、的をえてるご意見だと感服。


事の発端はこう下差し


episode.1

最近学校への行き渋りが始まった娘。

行き渋りというか、今はまだ夜や朝に学校行きたくないな〜とぼやく程度ではあるけれど、、

我が子にとっては、負荷がかかり始めてるんだと少し深刻に感じている


そんな娘を前にどう声をかければ良いかわからない私。


普段私は仕事に行くため娘と同じ時間に家を出ていることもあり、正直朝はそんなに余裕がない。


そんな娘の行きたくないな〜の訴えに、

丁寧に耳を貸すことをすれば仕事には遅刻してしまう。毎朝戦争の中、それを行うにはそれなりの覚悟というと。


結局学校に行けばそれなりに楽しんで過ごして帰ってくることも知っているから、今は頑張れー!と送り出してしまっている。

ただ、もし、これが娘のSOSだったとしたら?

学校を休ませて、私も仕事を休んで、

向き合うべきなのか

それとも少しの励ましで行ける程度ならば、受け流したり励ましたりだましだましではあるけど学校に向かわせていいのか?

まだその時期ではないのかも、そんな思いから後者の態度をとっている。


“私も仕事行きたくないけど頑張るから娘も頑張れー!”

“遅刻しちゃうからホラ、行くよ!”

そんな感じの対応をしている


episode.2

また、次のエピソードは療育時間の態度について。

週一度、片道1時間半かけて療育に通っている私たちだけど、娘は度々待合室の私のところに来て過ごすこともしばしば。


そのタイミングは、娘にとってあまり魅力的でない活動の時、遊びの切り替わるタイミングで待ち時間やフワッとした隙間時間が発生する時、または気分が乗らない時。


私も先生もこんな娘の態度については一年以上の付き合いもあり、ある程度容認していて、あまりに戻ってこれない時は、あの手この手で娘を誘い出し、活動室へと戻してくれるのだけど、最近は出てくる時間がいように長い。


仕事帰り、兄の留守番問題などを祖父に頼んだり色々準備した上で長距離移動をして辿り着いた先でのこれだから、

あ〜また出てきちゃったよ、、、が溜まりに溜まって痺れを切らしてつい言ってしまった。


“あのさ〜、こんなに長い時間かけて通ってるんだよ?やりたくないと思ったらそれを伝えれば見ている選択や別のことをして過ごすなど、先生は色々考えてくれるよ。

活動をやらないにしても、せめて活動室の中にはいて欲しい!じゃないと来ている意味がなくなっちゃう!”


そんなことを先生にバカ正直に話してみたら、

“それはお母さんの意見を真正面からぶつけているに過ぎないよ”と最もな叱咤をいただいた。


加えて先生はこうも伝えてくれた。

私なら同じことを伝えるにしてももう少し違う切り口で話すかな


例えば

その遊びがあんまり楽しくなかったんだね

楽しい時もあれば楽しくない時もある

そういうことってあるよね


療育の時間がどうだったら楽しめるのかな?

先生とも相談して一緒に考えていこう。



行き渋りに関しても同じ。


そうか、行きたくないんだね

疲れちゃうんだね

私も休み明けの仕事行きたくないと思うからその気持ちわかる

夏休み楽しかったからやだなって思ったりするよね


とまずは傾聴する。


それから

あなたはスロースターターなのかもしれないね

1学期もそうだったよね

きっとまだ久しぶりで慣れずに疲れてしまう事も多いけど、少し経てば楽しめるようになるかもしれないよ

そんな風に自己理解に導くかもしれない。


その上で、気持ちが辛い時や身体が不調に感じるなら保健室に行ったりして休んで大丈夫。

母が先生と相談して変えられることもある。

それでも辛かったらまた相談してね.

その時はどうすればいいか、また一緒に考えよう


というようなことを伝えていく。


物事を理解していたり、敏感に感じ取る娘ならば

母の気持ちは言わなくても全部わかっているはず。

それをわざわざ言うのはナンセンス。


自分(母)の意見をまず伝える

ということは、今の娘にとって彼女の気持ちを否定することになりかねない。


娘の言葉に傾聴しながらも、

こうしたらもっとよくなるかもしれない、

一緒に考えていくよ

のポジティブな声かけ、アドバイスをする

伝えてよかった、そう思えるように対応できるといいね


そんな言葉をかけてもらい、

またやっちまった〜の思いでいっぱいです


娘との対話をしていくためには

傾聴…それ以前にまずは私のお口チャックが先決だな、と感じています。


相変わらず母娘で支援してもらってるな泣き笑い