おはようございます
今日で子どもたちの学校生活も一区切り。
来年度には学年が上がりそれぞれ2年生、3年生となる我が子たち。
まだまだ不安なことや心配なこともたくさんありますが、母子供に一年前よりは確実に成長してる‼︎
そう思えることが純粋に幸せです
さてさて、発達支援の事例特集、第二弾です!
【事例②】給食中に立ち歩いてしまうMちゃん
園からの相談事例です。
Mちゃんは幼稚園で集団生活を送る年長の女の子。
皆で頂きます!ご馳走様!をしている園生活において、Mちゃんだけが給食を食べ終わるのがすこぶる早いそうです
お腹が空いてるんですね
食べる意欲があるって素敵
ただ、誰よりも早く給食を食べ終わるMちゃんが、食べ終わると同時に座ってられずにふらふら立ち歩きあっちこっち手を出して遊び始めるので、クラス担任としては手を焼かことが多く困っているようです。
皆がまだ食べてる間、1人自由に過ごされてしまうと他の子の集中力も削がれてしまうので困っている
少しの時間座っておいてほしいけど…
せめて何人かまとまってご馳走様するまで落ち着いて過ごすことができないか?
そのためにどんなことができるだろう?
という相談内容でした
Mちゃんはまだコミュニケーションのやりとりが一方的な部分が多く、担任の声掛けや指示に従うことは難しい現状の子です
自宅では、思い通りにならないとすぐに機嫌を損ねるMちゃんに手を焼いており、基本的にMちゃんのペースに家族が合わせて過ごしているようです。
指導員の回答
①目標をどこに置くか?を明確にする
Mちゃんに座っていてほしいのか?
他の皆が集中して食べられる環境を作りたいのか?をまずは考えてみて。
それ次第で対応は異なってくるからです。
例えばMちゃんに座っていることを求めるなら、
座っていられる工夫が必要。
具体的には、給食後に座る席を用意して、絵本や手元で作業ができる簡単な遊びを用意して、“皆が食べ終わる少しの間、ここに座ってこれをしていていいよ”など前向きな過ごし方を促す
周りの子どもたちへの配慮を優先するなら、食後にMちゃんが落ち着いて過ごせる環境作りに工夫を。
具体的には、パーテーションで区切る、別部屋ゆスペースを開放するなどして、そこでならMちゃんが自由に過ごしていいことを伝えるなどです。
この範囲ならOKをMちゃんにとってわかりやすく明確にすることが大切です
②主導権を握るのは大人
個々の子供のペースに合わせてさらに大人が合わせていくのでは集団生活は成り立たない
であれば、大人側がリードしながらまずは範囲を決めてあげて、その中での選択肢を子どもに与えるという方法が効果的。
“このスペースでなら●●や●●をして過ごしてOK。Mちゃんはどっちがやりたい?”
選択肢を提示する際に大切なのはあまり多くの選択肢を伝えたり、自由に選ばせるスタイルになると子どもが混乱してしまうので、できれば二つや三つの中から始めるのがよいです。
こんな方法だと、
集団を担う大人にとっても、ある程度収まりがつく結果となり
また、人に沿うことを苦手とする子どもにとってもその第一歩となり、同時に“思いを叶えてくれた”“自分で決めた”という満足感も得られるわけです
大人だって、誰だって
何もない机の上で何も持たずに暇を潰せと言われても難しいですよね。
子どもがこちら側の指示に従わないと、つい大人も向きになってしまい【座らせる】ことに一生懸命になりがち。
そのためにできることを考える視点も狭くなってしまいがちですが、
ちょっとした環境調整ややりとりの仕方でアラ?!とびっくりするくらい素直に応じる子どもの姿もあります。
今やっている応対や駆け引き、ネタは
子どもにとって、のものになっていますか?
大人側の押し付けになっていませんか?
子どもに振り回されていませんか?
ちなみに私は、いまだにしょっちゅう振り回されていますが
多分子育てなんてそんなもんだとも思います。
できる時にやってみて、改善を重ねながら
少しずつ我が家流として浸透していけばいいかなぁくらいに考えていきたいと思います。