母に会いたいなと思う。
母を恋しいと思う。
どんな時も私の味方でいてくれた母。
全力で私と向き合い全力で支え続けてくれた母。
全身で私を愛してくれた母。
母を亡くした時はお先真っ暗、
この先どう生きていけばいいのか、と感じた。
私にとって母の存在があまりにも当たり前すぎて
その当たり前がなくなる現実を私はどう生きていくのだろうと考えた
母の癌を知り、私には想像もつかない心と身体の状態に
寄り添う方法を考えた時
同じ痛みを味わうことでしかきっと本当の意味で寄り添うことなんてできない
心からそう思った
同じ病になればいい
そうしたらきっと母に本当の意味で寄り添える
1人心細い思いをさせないですむ
そんなことを頭で考えた
だから時を同じくして健診で私のところに要精密検査の結果が来た時に
不安と共にそれでもいいと思った
受け入れようと思った
どんなに愛する我が子たちがいようとも
母のいない人生なんて生きたくない
それしか私が母を想う心は母に、周りに伝わらない
そんなことを考えた
でも再検査の結果、問題なしの通知が来て
胸を撫で下ろす自分がいた
やっぱり私は意気地なしだ
淡白だ
口だけだ
自分が嫌になった
結局私は今もそれなりに健康で生きていて
風邪をひいたり体調を崩せば
早く健康な身体を取り戻したい
そんな風に願ってる
この2年で、母がいなくても生活していけることは知った。
毎日必死に子育てをし
仕事をし
好きなものを買って少し嬉しくなったり
美味しいものを食べて美味しいと感じたり
些細なことで笑ったり
楽しいなと思うこともできている
時々そんな自分を責めたくなる衝動に駆られる
私の母への思いはその程度なのか?
薄情だ
こんな娘でごめん
でも違うんだよ
言葉にするのが難しいけど
見たくないものに蓋をして都合のいいようにしか生きられない私だから
やっていけてるんじゃないかな
旦那といても常に孤独を感じる
愛する子供達といてもずっと孤独を感じてる
ぽっかり空いた心の穴は何にも誰にも埋められなくて結局ずっとそのままなんだ