ありのままを受け止めるとは
最近読んだ記事で、
「子どもの感情を否定してはいけない」
「否定され続けた子どもは自分の思いに自信がなくなり、考えること・思うことを停止してしまう」
というようなものがありました。
そのような類の教えは我が子たちの幼稚園時代から私自身の中に蓄積していて、曲がりなりにも実感をもって体験してきたことの一つでもあります。
子どもの思いを尊重する
とか
丁寧に汲み取る
とか
色々な言い方があるけれど
大切なのは
「なるほど。◯◯はそういう気持ちだったんだね」などまずは一旦
①子どもの気持ちを受け止めること
次に
「今は〜〜な状況だよ」
「じゃあどうしたらいいかな」「どうしたい?」
②状況を説明し、どうするか?を子ども自身に問いかける
子どもをコントロールできる存在としてではなく、1人の人間として扱うという感覚ですね。
もし、そこで子どもが答えを出さずにいるならば
「〜〜なふうに考えることもできるよ」
「〜〜なこともできるよ」
③選択肢をいくつか提示して本人に選ばせる
子どもの思いのままに過ごさせることが必要なのじゃなくて
子どもの中に沸き起こった気持ちを決して否定しない。
できる時は叶えてあげる。
できない時は状況やできない理由などもしっかり伝えた上で最後は本人の決断を待つ…
そんな風にしてもらった子は、
伸び伸びと柔軟な発想でたくさんのことを考えるようになり
また思いを発信していくことに臆病にならずに育っていくのだと思う。
じゃあ我が子たちはどうか?
と考えてみると
兄
・物事を考える力がとても弱い
・主体性が弱く指示待ち人間気味
・ただ自分の思いはしっかりあり、それを人に伝えることもできる
・人と違っていても大丈夫と思えるところが彼の強みだと感じる
妹
・物事を考える力、発想力が豊か
・主体性も高く色々なものにチャレンジする
・そのわりに失敗すること、怒られることをとても恐れ、人前での主張は難しい
・自分の思いもあり言葉も巧みだが、特に負の感情を表に出すのが苦手
うーーーーん
なんか惜しいっ!って感じ…
とりわけ伸び伸びさが惜しい感じ…
ありのままを認めること。
うーん、できる時はしている。つもり。
でもそのできる時が少なすぎるかもしれない…
そして、子ども本人に決めさせたからには結果を求めるのではなくその決断を応援すること、失敗したとしても励ますこと、これを忘れてはいけないのだと思う。
ここが足りないのかもしれない。
いくら子ども本人に選ばせても最後の最後に
「ほら!言ったじゃない!(あなたの選択は)間違ってたでしょ!」と言ってしまったら
結局は否定していることへとつながり
その時点でせっかく受け止め尊重しようとしてきたこれまでの経緯が無駄になってしまうから。
だったらお母さんが決めて
結局そうなるならどちらでもいい
時折そのような言葉が出るのも結局は子どもの選ぶ道を私が評価してしまってるからなのだと感じた。
子どものありのままを受け止める
いつも身近にある言葉だけど
言葉で書くのは簡単、だけどとても奥深い言葉だと改めて思う。
全ては繋がっているのだなと考えさせられた最近の気付きです。
*
ここからは単なるボヤキです
ここ最近、子どもたちが小学校に入ってからというもの、学ぶ機会の少なさに正直不安が募ります。
帰ってきて宿題を見ながら今日あったことなどを聞いたりして(質問しないと大した話してくれない)
質問しても「えー?忘れた」と不完全燃焼な会話をして…
先生やお友達とどう過ごしていてどんなことを感じているのか全然見えてこなかって
毎日が全く面白くありません
働くママも多いのでこれが普通なのかもしれないし、暇ならオマエも働けよっ!って感じなのはその通りなんですが、、、
思い返してみると、幼稚園の頃は毎日が学びの連続でした。
それは懇談会や先生との話、日々の何気ない母同士の会話、身近に感じてきた子どもたちの姿からたくさんの事例やモヤモヤ、切実な悩み、解決策、多くの目で見守り共に考えてきた毎日。
何かしら思い学び感銘を受け、、、
忙しくも充実した日々でした。
それが小学校に上がった途端、子どもの様子が見えない、クラスの様子が見えない、学校の方針がわからない、母たちの思いが伝わってこない。
突然そんな毎日になりました
今では、我が子の放課後の姿しかほとんど見えてこない現状。
幼稚園時代のあの日々は子どもはもちろん、私にとってもかけがえのない日々だったんだなぁと改めて思います。
最近は、我が子たちのことは注意深くみてるつもりでも我が子が過ごす環境のことがまるでわからないというこの現実に不安と物足りなさを感じる日々。
引っ越したことで気軽に話せるお母さんたちがいないことも一因だと思うので、
そこはどんな努力ができるのか考えていきたいと思うところではありますが…。
仕事探しをし始めているのもあって最近は
困り感のある子どもと保護者を支援し
そこを医療や療育の現場とつなげたりそれぞれの子どもに合ったオーダーメイドの生き方をプランニングしたり、、
そんな仕事ができないかな、と、ぼんやり思い描いたりしています。