うーちゃんの変化や悩みが多すぎて
長男坊halについてのことが
中々ブログに書けない状況が続いているので
今日は少しhalのことを。


halはとっても独特な雰囲気をもっている。

発言や気持ちの出し方、遊びの内容、興味の対象がとにかく独特。

2歳くらいの頃かな
公園でメロンパンを食べている時に突然にぎった手のひらをひらきながら

『未来はこの手の中にある、メロンパン』

という摩訶不思議な言葉を発したのには
おったまげた笑

以降も秀逸な言葉選びでおかしな発言を繰り出して周りを驚かせたら笑わせてくれたりと中々ユニークな幼児期だった。


幼い頃から教科書通りの子供の姿や反応とはほど遠くて(公園やお散歩は嫌い、喜ぶだろうと与えたおもちゃや行先ではことごとく無反応、友達にもまるで興味なし、など)、家族や家の中で過ごすことをこよなく愛し、限られた遊びや物事をひたすら繰り返してる、そんな子でした。

子どもらしく喜んだりはしゃいだり感情を揺らしたりはしないけど
しゃべることは大好きで、常に大人のそばにいて、大人の会話に耳を傾けて割って入ることも多かったので大人に対してはかなり積極的で可愛がられた。

でもどこか冷めたような、掴みどころのない子だったから、初めての育児に翻弄していた私にとってはかなり手強い第一子だったように思う。

好きなこと、興味のないことの白黒がとてもはっきりしていて
興味のないことには手を出そうともしない、
でも好きなことに関しては好きであり続ける、
わがままではないけれど我が道を行く、
そんなようなところがあった。

それが
・石で石を割ること
・物を振り回すこと
・木の棒で地面をひたすらほじくる
・おもちゃで遊ぶ時もノーマルでの楽しみ方は決してせず、マイ・ルールの世界の中だけで楽しみを見つけてく
そんなようなものばかりなもんだから私からしたら本当に面白くなくてやりがいもなくて、理解不能なことばかりで、、、

相性悪いのかなーーとか

halのすきなものがよくわからない、

halの好きそうなものを好きになれない、

我が子が全然掴めない、、、

halのありのままを受け入れられない、、、

そんなことばかり思ってモンモンと過ごしていた母でありました。

ただ、そこは生まれもった性格なのか、
本当に優しくて穏やかで、優しさからなのか、はたまたそこに自分の気持ちがないからなのか、どんな時でもおもちゃをなんの躊躇もなく貸せたり順番を譲ったりしてしまうところもありました。

体で表現はしないけど感性感が強かったり人の気持ちや言動に敏感ところがあって、
怒られると萎縮する、空気を読む、悲しいこともたくさんあってそんな時は声を上げずにポロポロ泣いたり落ち込んだり。

うーちゃんが怒られてると、辛くなって泣いてしまう、でもそれを親に見せてはいけないと気を遣って一人お風呂場へ行き泣く、、そんなようなこともあったなー
 

幼稚園の頃は子どもらしくないとこや
コミ障を疑うほどに友達との関係が作れず
一人の世界にこもるところなどに、
はたからみたら自分の好きなことがあっていいなと言われ続けてきたけれど、いつもうーん?そうなのかなぁ?と不安が拭えなかった。

あんなに甘えん坊で大人との会話が好きで関わりたがる子なはずなのに、
本当に一人の世界が好きなのか?
それとも関わりたくても関わらない、方法を知らずに困っているのか?
親の私からみていてもよくわからずで、どうしてあげることもできなかった。

今思えば、ただそんなhalを受け入れるだけでよかったんだろうなと思うけどあの頃はそうできず、でもこうなって欲しい、という私の期待や理想みたいなものはだだ漏れで、halは苦しかったと思う。

人に迷惑はかけない&表現の仕方がクールなので幼稚園の先生や周りの大人の目を常にくぐり抜けてきたところもあり、いろいろと知識を得た今になって振り返ると、色々と反省すべき点は多々。もしかしたらその頃に療育とかを受け小集団の中で認められたり思いを出せたりしていたら違ってたのかもしれないな。

くすぶっていた幼稚園生活、毎日のように、幼稚園やだなぁ、家にいたいなぁ…と言いながらもちゃんと行く生活を送っていたhalだけど、年長で親友ができた。Hくん。

halと同じ優しい穏やかなタイプで波長があうようで
ぐんぐんと仲が深まり、卒園の頃までにはHくんのおかげでそれなりに毎日の中で楽しみを見つけて園生活を送れるようになっていった。

いろいろと自信もなく、自己肯定も低く、意欲の少ないhalに対しては心配が尽きなかったけど、小学一年生になった今、少しずつ勉強を含めいろんなことに興味をもって取り組んだり、友達ともそれなりに心地よい距離感を図りながらうまくやっていたり、少しずつ自信をつけているようで、担任からは面白いアイディアを次々と生み出しクラスの雰囲気を引っ張ってくれている存在です、というこれ以上ないほどの言葉もいただいた。
幼稚園の頃の姿から考えると想像もしなかった言葉。
今も小学校やだなぁ行きたくないなぁ家にいたいなぁとは毎日言ってるけどね。

変化や刺激されてる感が全くないように見えていたけど、ちゃんと見て感じで習得してきたんだなぁと幼少期の体験がしっかり活かされてる姿をみて、心から嬉しい私なのでした。

今もhalがノーマルかと言われれば
答えはNO
クセ強め感ぱない
ものすごく変わってると思う。
みんなと同じようにはうまくやれないことも多い

でもその変わっている彼の個性を私が少しずつ受け入れたことで見え方が変わったのは事実。
全てが面白い!そう思えるようになってきた。

小学一年生になった今もhalにとってHくんは特別な存在で、何かを確認し合うかのように定期的に会いたがり、家族ぐるみのお付き合いが続いてる。会うたびに、互いに「心の友よ〜」と言いながら抱き合っている姿を見て毎度感動している母ちゃんです





hal作・図工の時間の作品
壮大‼︎