夜も9時過ぎだというのに駅前というのは人が多いですね。
土曜日だからでしょうか。
浴衣姿の女性もちらほら、お祭りでもあったのかもしれません。

夜の駅前の雑多な雰囲気の中で
私なんだかさみしいヤツ……
なんて思ったりして。
一人でいる時よりも、人ごみの中にいる時の方が不思議と孤独を感じてしまうのはなぜなのでしょう。

浴衣といえば、昔は憧れたものです。
中学生くらいのときですね。
友達とお祭りに普段着で行くと、浴衣姿の女性陣の眩しいことといったらありませんでした。
ま、今でも少し未練です。
じゃあ着ればいいのでしょうが、一緒に行く人も行く気もないもので。
人ごみ苦手です。

積極性が足りないのは自分でも感じています。
ホルモン剤を服用し始めてもう5年と4ヶ月。
なのにまだ自分の容姿というものにそこまでの自信がもてません。
人ごみが苦手なのもパス度を気にしているからです。
こんなことで性同一性障害の診断なんてもらえるのでしょうか。
幸いあと9回ほどのカウンセリングを残しているので時間の余裕は少しはあります。
カウンセリングは月に一回なので、あと9ヶ月です。
変えてゆかねば。
いつまでもビクビクしていても仕方ありませんからね。

と、自分の気持ちを文字にして自分に言い聞かせでもしないと、くじけそうになります。

せっかく先人たちがここまでLGBTに比較的寛容になった世の中を作ってくれたのです。
私にも後世の方たちが生きてゆき易いよう、少しでも世に良い影響を与える義務があるのだと思っています。
まあ本当にほんの少しの影響なのでしょうが、そこは心構えの問題です。

自分が女であるという気持ちがあるだけではどうしようもありません。
それを外に示してなんぼ、と思っています。

駅前で「一人ぼっち」だなんて思ってちゃいけないな。