最近、CQを出しているとタイミングが合えば必ず応答してくれる局長さんがいます。私の技量がないので定型分の電信交信しか出来ませんが、聞こえていたら必ず応答してくれるってありがたいことです。

 相手がいてこそ、この趣味は成り立ちます。いくら電波を出しても聞いている人がいなければ交信は出来ません。また、聞こえていても応答しようという思いが無ければ、やはり交信できません。

 この趣味って人との繋がりを感じます。日本全国、そして海外にも今まで私と交信してくれた局長さんは数多くいます。何度も交信出来る局長さんもいれば、たった一回しか交信できない局長さんもいます。一期一会です。

 以前、松本から車で通勤していた時期がありました。その時、毎朝、交信していた局長さんがいました。とても、気さくな方で、山の上から運用することが好きな局長さんでした。山の経験も豊富でいろいろな話をしてくれました。その局長さんが突然滑落して他界しました。そのことを知った夜、その局長さんが必ず使っていた周波数を一晩中聞き続けました。その局長さんの声が聞けるのではないかと思って。

 その局長さんとのお付き合いは、私がCQを出している時に応答してくれた時からです。まったく見ず知らずの時から始まりましたが、気がついたときには私にとって大きな存在になっていました。でも、人と人の付き合いって、こういうものだと思います。たまたま出会いがアマチュア無線という趣味であったというだけで。

 このブログを通して、きっといろいろな方々と知り合いになることが出来るんだろうなと思います。ありのままの自分を受け入れてくれる人が必ずいると。