前回 からの続き。
宮古 13:54 → 14:15 新田老
2019年6月17日(月)から 2022年3月31日(木)まで走っていた「岩手県×イシツブテ」ラッピング列車に続き、2023年6月15日(木)から運行している「三陸鉄道イシツブテ&いわポケモントレイン」。内外装にポケモンのキャラクターが たくさん描かれている。
新田老駅にはガイドの元田久美子氏が迎えに来てくれた。東日本大震災の津波遺構である たろう観光ホテルを案内してくださる「学ぶ防災ガイド」の方で、ガイドさんの派遣 1名につき ¥4,000。3日前までの予約が必要だ。
まずは1979年までに整備された防潮堤を見学。津波は高さ 10mに及ぶ巨大な防潮堤を超えていった。
なお防潮堤からはフツーの建物に見える たろう観光ホテルも…
近くへ行くと、1階・2階は鉄骨の柱だけの姿になっている。
建物の外に後付けされたエレベーターで 6階へ上がる。
館内はフツーに営業しているかのような佇まい。
廊下にあるエレベーターもフツーに使われていそうだが、実際には破壊されているので使えない。
館内には震災前から貼られていた「津波に対する心得」も残されていた。
6階の一番奥の部屋で、震災当日、この部屋から撮影された津波の映像を見せて貰う。
凄まじい映像が撮影された場所は、今は とてと穏やかな景色。津波は本当に恐ろしい。
最後は階段を下って地上に戻る。その後、車で新田老駅まで送って頂きました。
お話を伺っていると、ガイドの元田氏の ご家族も未だ行方不明との事。いろんな思いを抱きながら、津波の恐ろしさを伝え続けてこられたんだろうな。貴重な お話、ありがとうございました。
次回へ続く。