こんにちは、HALです。
「補完食(離乳食)、取り分けをしろと言われてもやり方がわからない」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
というわけで、おそらく取り分けで一番ハードルが低い! と私が勝手に思っている、「具沢山スープ」からの取り分けをおすすめしてみます。
そんなの知ってるよ! という方もたくさんいらっしゃると思いますが、お付き合いいただければ幸いです。
取り分け具沢山スープの具材
具はなんでもいいんですが、赤ちゃんがクリアしたことがある(食べて問題がなかった)食材だけで作るとアレルギーの心配が少ないです。
肉団子などには卵が含まれていたり、ベーコンなどには乳成分が含まれてたりします。
アレルギーの程度によりますが、一緒に煮込むだけでアレルゲンが他の食材にうつってしまいますので、原材料のチェックをお忘れなく(特に卵、乳、小麦をクリアしていない場合は要注意)。
取り分け具沢山スープの具材の大きさ
一番楽なのは、最初に「赤ちゃんの発達に合わせて食べやすいサイズに刻む」です。
刻んだ状態で調理すれば、とりわけて加工の必要なく食べさせられます。
が、大人が食べにくいサイズになるならやめておきましょう。その場合はお好きな大きさで。
取り分け具沢山スープの味付け
出汁とって煮込むスープなら、出汁と一緒に煮ます。
コンソメなんかのスープの素を使うなら、取り分けの後に味付けすると塩分が調節しやすいです(スープの素のアレルゲンもチェックしてね)。
ちょっとくらい味付けしてもOKくらいになっていたら、薄味のスープなら先に味付けしてもOKです(うちは一緒に煮込んでます)。
具沢山スープの取り分け
取り分けるのは具材。です。大事なのは具材。栄養があるのは基本的に具材。
具だけ取り出して、食べやすい大きさにキッチンハサミで切ったり、ぐにぐに潰したりしましょう。
片栗粉などでとろみをつけると食べやすいです。
味付けは、赤ちゃんの月齢にあった程度に。薄味薄味。
スープに味がついている場合は、お湯で薄めます。
味のついたスープをそのまま取り分けてごくごく飲むと、栄養は少なく、塩分だけたっぷり摂取になってしまいます。具材をたくさんあげよう!
味の変化をつけたいのであれば、とりわけ→大人の味付け→味付け後のスープからちょっとだけスープをとりだして、取り分けた具材に混ぜる、とかでもOK。
味で悩んだ時は「ベビーフードより薄く」を心がけるといいですよ(ベビーフードは1歳までは0.5%、1歳からは0.7%の塩分濃度です)。
実例はこちら
実際にはこんな感じになります。
コムタンスープの素使った、牛肉と野菜(にんじん、たまねぎ、白菜、大根)のスープ。
我が家は毎日スープを食べますが、汁成分より具材を楽しむスープです。1食分くらいの野菜が詰まっている感じ(この写真はブログ用に撮ったやつ。実際には具がモリモリ)。
完了期〜幼児食ならこんな感じ
牛肉が硬かったので、小さく刻んで(ほぐして)います。
野菜は具材が柔らかいので、大きいままにして、前歯でかじりとらせてももちろんOK。
肉がパサついて食べにくそうだったので、ご飯に混ぜてそぼろご飯にして食べさせました。
量は野菜合わせて50g、牛肉20gくらいかな。
中期〜後期ならこんな感じ
今回はすり鉢つかってぐにぐに潰しました。裏漉しはしていません。
(白菜の繊維が残って食べにくそうならはさみで切ったりしてもいいかな、発達に合わせてみてください。)
肉だけ別に潰してます。
片栗粉と水を足して、レンチンしてとろみをつけました。
上からちょっと青のり。
味付けスープ(薄味)からの取り分けでしたが、塩分濃度としてはベビーフードくらいの味ですね。
野菜合わせて50gくらい、肉は10gくらい。これに主食(ご飯、お粥)があれば大体1食分になります。
同じものを食べるのは楽しいですし、慣れれば負担が減ります。
取り分けてから加工してもいいですが(卵とじにしたり)、そのままでいいのよ。
てげてげでえっちゃがー(「適当でいいのよ」、という宮崎弁。宮崎人に教えてもらって気に入ってる言葉)、です。
ある程度食材をクリアして、「そろそろ取り分け」と思ったら、具沢山スープ、お試しください。
大人も美味しいよ!
拙書です。よかったら。