スクールオブロック | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

『スクールオブロック』 原題:School of Rock

2003年(米) リチャード・リンクレイター監督作品

 

ちょっと懐かしめのロックが好きな方にはたまらない作品です。

 

売れないロックシンガーのジャック・ブラックは、

過激なパフォーマンスもメンバーから無視されバンドをクビに。

 

ルームシェアしている友人たちからは家賃不払いを理由に、

部屋を追い出されそうになる。

 

ある日ルームメイトに小学校の臨時教師の誘いが来るが、

ジャックはそのルームメイトになりすまし、

小遣い稼ぎのつもりで臨時教師に。

 

赴任した学校は名門校で、

規律に厳しい学校。

 

終業時間だけを楽しみに適当に授業をしていたジャックは、

ふとしたきっかけで、

生徒たちの音楽センスを見出し、

子供たちを利用して夢だったバンドバトルに出場を目指すのだが・・・

 

子供たちに熱くロックを教えるジャック・ブラックが最高。

『ジミー・ペイジやロバート・プラントも知らないのか』と言ってみたり、

宿題だといって、

ピンク・フロイドの『狂気』やイエスの『こわれもの』のCDを渡したりする。

 

他にも、

ドアーズの『タッチ・ミー』を生徒に教えたり、

フーの、ピート・タウンゼントのギタープレイの映像を教材に使ったりする。

車の中では、レッド・ツエッペリンの『移民の歌』が流れるサービスぶり。

 

AC/DCやジミ・ヘンドリックス、

アレサ・フランクリンなんかもさりげなく会話に出てきたりする。

 

黒板にロックの歴史を書いて授業を進めたりするのだが、

あんな授業なら受けてみたい。

 

演奏する子供たちも達者なもので、

ギターソロやドラムソロなどは聴きどころです。

 

そんなロックの名盤やアーティストを知っていれば知っているほど、

面白くなるように作られているが、

その手の音楽に疎い方には面白さが半分になってしまう恐れもある。

 

ストーリーは王道で道を外さないし、

盛り上げ方も定石通りなのが、

ひねくれた映画を観すぎたものにとっては物足りなく感じる。

出てくる子供たちが、

みんないい子なのもどうかなと思った。

 

でも、

ちょこっと産業ロックを皮肉ったり、

MTVがロックをダメにしたなんてメッセージを出したりするのには、

同士的共感を覚えた。

 

主演のジャック・ブラックは、

愛しのローズマリー』よりもこちらの方がいい。

 

 

 

懐かしい楽曲がいっぱい!

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