ミスター・ミセス・ミス・ロンリー | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます


ミスター・ミセス・ミス・ロンリー
1980年(日)神代辰巳監督作品

当時、
原田美枝子22歳。
製作、原案、脚本、主演までこなしたところに、
この作品に対する並々ならぬものを感じます。

15億円という大金をめぐって、
一緒に暮らすようになった、
女(原田美枝子)、男(原田芳雄)、おかま(宇崎竜童)の奇妙なやりとり。

宇崎竜童のバックには、
妙に迫力のある名古屋章がひかえており、
どうやら宇崎との間に肉体関係があった模様。

謎の台湾人に三国連太郎。
黒幕に天本英世(死神博士)という個性的な面々。

原田美枝子が、
電信柱に手錠でつながれ捨てられた場面から始まり、
それを宇崎竜童が拾って物語が進行する。

時折、
原田美枝子の心情を、
原稿用紙に自筆する描写が見られるのだが、
残念ながらこれが映画のテンポを悪くしてしまった。

ストーリーも、
荒唐無稽な割には起伏に乏しい。

ただ、
ゲイであることをカミングアウトしてからの、
宇崎竜童の怪演は見ものだし、
原田芳雄のクールな魅力も光る。

そして、
並々ならぬ意欲で挑んだ原田美枝子の、
子猫のような小悪魔なような魅力はたまらない。
男はやられますね。

結局(少しネタバレ)、
二人の男(?)に見せる態度とは裏腹に、
したたかな女だったということなんだが、
女優さんは、
こういう意外性のある2面性の人物を演じてみたいんだなあ。

印象に残ったのは、
原田芳雄がバスに乗り込むときのでっかい夕陽と夕景。
言わないで』(名場面です)


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