この子の七つのお祝いに | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます


この子の七つのお祝いに
1982年(日)増村保造監督作品

とっても後味の悪い作品です。
こういう作品はやっぱり日本映画だなあと思う。
(いい意味ですよ)

終戦直後から始まる、
母娘2代にわたっての怨恨殺人。

見始めてしばらくは、
底の割れた(展開の読める)謎解きミステリーかなと思って観ていました。
少々おどろおどろしいけど、
まあ、ずいぶんハッタリをきかせているな・・・と。

殺人に使われた凶器がわかった瞬間、
ああ、やっぱりね、
と思ったのですが・・・

ラスト15分ほどで、
すべてをひっくり返してしまう超展開。
少々強引ではあるけれども、
そこまでは読めなかった。

さすがに、
第1回横溝正史賞を受賞しただけの原作である。
増村保造監督も、
いつもの粘着質な演出がここでも効いている。

警察の動きが、
こういう作品にはありがちなのだが、
いつも後手に回って回りくどいのが気になるのだが、
(実際、物語の後半は事件を捜査した痕跡さえ見せない)
根津甚八のルポライターがいい味だしてるので良しとしよう。

岸田今日子は、
どんな役をやっても怖い。
主演、岩下志麻、
壊れます・・・


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