ウェールズの山 | あの時の映画日記~黄昏映画館

あの時の映画日記~黄昏映画館

あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます



ウェールズの山』 原題:The Englishman Who Went up a Hill But Came down a Mountain

1995年(英) クリストファー・マンガー監督作品


とてものんびりと、地方色も豊かで、

微笑ましく楽しい作品です。


ウェールズ地方、1917年。

二人の測量技師が、村にやってくる。


この村人たちが誇りにしている山の高さを、

測量するために。


305メートル以上あると山として地図に載るが、

それより低ければ丘とされ、山とは認定されない。


測量の結果、

高さは299メートル。

山として認定されるには6メートル足りなかったのだ。


村人たちは大騒ぎ。

老若男女子供から神父まで、

庭にある土を山頂に運び、

山として認定してもらおうとする。


再測量させるために、

いろんな手段を使って技師二人を足止めしようとするところが楽しい。


しかし、そんな作業をあざ笑うように、

夜から大雨が降りだす。

土砂崩れが起きたら、

ここまでの苦労が元の木阿弥。


丘を山にするという、

一つの目標のもと、

いがみ合っていた人間関係が和解するシーンは、

ジンときた。


めでたしめでたしとなるかなと思われたあとの、

ラストのエピソードも愉快。


壮大な風景の中で繰り広げられることは、

とてもちっぽけなこと。

でも、協力するって素晴らしい。


ヒュー・グラントがプレイボーイ役じゃなく、

ちょっととぼけた、味のある役どころ。


とても味のいい佳品です。

おススメします!


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