カリギュラ 【R-18】 | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます




カリギュラ』 原題:Caligula
1980年度(伊=米) ティント・ブラス監督作品

ローマ帝国初期の暴君名高いカリギュラを、
時計仕掛けのオレンジ 」のマルコム・マクダウェルが演じた、
超大作ハード・コア・ポルノ。

ピーター・オトゥールや、ジョン・ギールグット、
そしてヘレン・ミレンまでが脇を固め、
脚本が「パリは燃えているか 」のゴア・ヴィダルというから、
普通に撮ってくれたらよかったのにね。

監督他、一部の関係者しか、
この作品がポルノであることを知らなかったとのことで、
出演者たちにももちろん知らされていなかったようです。

暴君カリギュラが、
祖父を殺して皇帝になり、
暴虐の限りを尽くすが、
いつ、自分が殺されるかわからない恐怖から、
次第に狂気に駆られていき、
側近や血縁者まで殺していった挙句に、暗殺されてしまう。

ちゃんとしたストーリーがあるのにもかかわらず、
挿話の継ぎ目に無理やりFUCKシーンを入れてる感じ。
テンポが悪い。

首だけ出して生き埋めにした人間を、
巨大な芝刈り機で首をはねていく場面は残酷。
ホラー映画を含め、ゴア描写はいろいろ観てきましたが、
その中でも、印象に残る。

いろいろ文句を書きましたが、
残酷シーンやFUCKシーンのみを楽しみに、
映画を観ている人には満足なのかもしれませんね。

でも、これだけのものを作れる予算があるのなら、
何度もいいますが、普通に撮ってほしかった。
マルコム・マクダウェルは熱演、お疲れ様でした。

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