ビートルズ結成以前のジョン・レノン。
若く反抗的な部分がある一面、愛に飢えて寂しい表情を浮かべる。
そんなジョンの若き日の物語。
2009年度(英)
サム・テイラー=ウッド監督作品。
『ノーウェアボーイ/ひとりぼっちのあいつ』 原題:Nowhere Boy
オープニング。
「ジャーン」と聞き覚えのあるコードで始まる。
そう、ビートルズ主演の映画第一作、
[A harddays Night]のオープニングシーンへのオマージュだ。
あの映画と同じように、ジョン(アーロン・ジョンソン)がこちらにかけてくるシーンは、
先の作品を鑑賞したことのある人なら、ぐっと前かがみになるだろう。
厳格な育ての母ミミと奔放な性格の実の母ジュリア。
ジュリアとエルビス・プレスリーの影響でロックをはじめるジョン。
学校のことなどそっちのけでロックに夢中になり、仲間たちとバンドを結成。
その演奏を聴いていたポール・マッカートニー(トーマス・サングスター)も途中から参加。
表面上は二人の母とうまく付き合っているジョンだが、
心の底には憎しみと愛情の入り混じって複雑な感情を抱いている。
17歳のジョンの誕生日。
そんな彼の気持ちが爆発する。
いい作品でした。
アーロン・ジョンソンがうまくジョンを演じていたなあ。
声とか喋り方とかよく研究していたと思います。
顔は似てなかったけど、ポール役のトーマス・サングスターも、
ポールのライブ映像なんかでかなり練習したんだろうな。
歌い方はよく似てました。
二人がコードの練習をするシーン。
ところどころ使われる曲も効果的で、
特にアルバムの中であまり印象的じゃなかった[Maggie Mae]が、
あんなに心に染みる曲だったとは思いませんでした。
ミミとジュリアの女性たちの物語として観てもいいです。
両者とも好演。
正反対の性格の役柄ですが、お互い引き立て合ってました。
ラストは名曲「Mother」でエンドクレジットとなるんですが、
途中でうれしいおまけもついていました。
ビートルズファンならニヤリでしょう。
もちろん、ビートルズ、あるいはジョン・レノンについて全く知らない方でも、
人間ドラマとして楽しめるようにできています。
オススメです!!
クリック応援よろしくお願いします!
↓ ↓ ↓ ↓
- ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ コレクターズ・エディション [DVD]/アーロン・ジョンソン,アンヌ=マリー・ダフ,クリスティン・スコット・トーマス
- ¥3,990
- Amazon.co.jp
- ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ コレクターズ・エディション [Blu-ray]/アーロン・ジョンソン,アンヌ=マリー・ダフ,クリスティン・スコット・トーマス
- ¥4,935
- Amazon.co.jp