料理長殿ご用心 | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます


あの時の映画日記
視覚だけで食欲を掻き立てられる作品は多々ありますが、この作品はミステリー・コメディ仕立て。

ストーリーもよく練られているし、映画的に分かりやすく展開していくよく出来た作品です。


1978年度(米・伊・仏)作品。

テッド・コッチェフ監督作品。

『料理長殿、ご用心』(シェフ殿、ご用心と読みます)


肥満が原因で、減食をしないとあと半年の生命と宣告されたイギリスの美食家マックス(ロバート・モーレイ)。

グルメ雑誌を主宰し、なによりもグルメの権威としてダイエットはなによりも辛い試練だった。


彼は、世界一流のシェフ4人を選び出すことにする。

ルイ(ジャン・ピエール・カッセル)、ムリノー(フィリップ・ノワレ)、ゾッビ(ステファーノ・サタ・フロレス)、ナターシャ(ジャクリーン・ビセット)の4人。


この4人に、宮廷の王室晩餐会に腕を振るわせる。


が、何故かシェフたちが得意の料理法と同じように次々殺されていくのだ。


まず、ルイが得意のオーブン料理のようにこんがり焼かれて殺される。

次に、海老料理が得意なゾッビが、自慢料理の海老を入れておく水槽の中で溺死させられている。

そして次に・・・


というように自慢料理にちなんだ殺され方をしていくのだった。


ナターシャの前夫で大衆料理のチェーン化を夢見ており、今でもナターシャを愛しているロビー(ジョージ・シーガル)は、彼女の身に起ころうとしている一大事という事で、有名シェフたちを集めて善後策を協議する。


シェフたちは、殺されれば超一流と認められるもの殺されるのは嫌。

そんな事をしているうちに、また次の犠牲者が・・・


と、書いていくと連続殺人ホラー作品と勘違いされそうですが、この作品はミステリー・コメディです。

それに、次から次へと画面に登場する豪華料理の数々。

お腹が空く事請け合いでしょう。


ミステリーなんで、最後は意外な犯人がちゃんとした動機を持って現れるのですが、台詞で伏線を整理していくのではなく、映像で見せてくれる上質のミステリーです。


映像で味覚まで楽しませてくれるこの作品。

お勧めです!!

がちゃん


すみません。DVDの発売はないみたいです・・・

いい作品なんですけどね。

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