実をいうと私、競馬も好きなんです。
勝った負けたじゃなく、ただサラブレットが駆け抜けていく姿。
かっこいいですね。
競馬場では京都競馬場が好きで、以前はよく行ってました。
で、競走馬を描いた映画を思い返してみるとあまりない事に気がつきました。
背景として競馬が描かれている事はあっても、実際に主人公としてサラブレットが登場する作品・・・
そんな私が大喜びしたのがこの映画。
1938年大恐慌時代アメリカ
人々が夢を託したのは、
大統領でも銀幕のスターでもなく、
一頭のサラブレットだった・・・。
2003年度(米)
ゲイリー・ロス監督作品。
『シービスケット』
大恐慌によって、一家離散に見舞われた天涯孤独のジョッキー、ジョニー”レッド”ポラード。
巨万の富を手にしながら、愛するものを失った西部の自動車王チャールズ・ハワード。
そして、故郷というべき西部を近代化の波によって奪われた孤独なカウ・ボーイ、トム・スミス。
この、心に傷を持つ3人の男達が<シービスケット>という小柄なサラブレットに導かれ、
家族のように出会い、絆で結ばれ、そして夢を掴み取るという感動のサクセスストーリー。
気が荒く、どの調教師にも見捨てられたような<シービスケット>。
誰も乗りこなす事が出来ないといわれた馬をハワードは買う。
そして、その調教師には、西部を追われたカウボーイ、スミスを雇う事にする。
スミスの「けがしたからといって、命あるものを殺す事はない」と嘆きながら懸命に骨折した馬を治療する姿に感銘を受けたからだ。
スミスが、競馬場で大喧嘩をしていたレッドをシービスケットの騎手として目を留めた。
レッドは素質はあるのに怠け癖のあった、この馬の能力を引き出し、記録的な走りを導き出す。
大恐慌で生活に困窮していたアメリカ国民は、この小さいけれども逆境に立ち向かう姿を自らにダブらせて熱狂的な歓迎を受ける。
シービスケットは連戦連勝。
向かうところ敵なしであったが、10万ドルのかかったレースで、騎手レッドの致命的な欠点により
シービスケットは逆転されてしまう。
このレースを機に、レッドも、シービスケットも何かが狂っていく・・・
この映画のテーマは実に単純明快。
「一度や二度のつまずきはだれにでもある」
それを乗り越えて前向きに進んでいく三人。
それに熱狂する人々。
なんとも爽快な作品でした。
レース場面も迫力満点。
アメリカ系橋に野頃ジョッキー、レッドを演じるのはトビーマグワイア。
自動車王ハワード役には、ジェフ・ブリッジス。
天才調教師スミスにはクリス・クーパーと一流どころが揃ってます。
原作は「シービスケット あるアメリカ競走馬の伝説」というノンフィクションのベストセラー。
こちらもチェックしておかねば・・・
とにかく私は、こういう逆境を跳ね返して幸せを掴み取るというサクセスストーリーが大好きなので、
観終わった後、諸手をあげて大喜びしたのでありました。
私の取り上げる作品の中では、割と新しい作品です。
たくさんの方が御覧になられている事でしょう。
まだ御覧になっていない方はお勧めです。
がちゃん
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