「激突！」「続・激突！カージャック」とスティーブン・スピルバーグ監督の作品を振り返っていくような企画になっておりますが、今日はこのメガ・ヒット作品。
当時弱冠２５歳（だったと思います）
１９７５年度
『ジョーズ』
ストーリーは皆様ご存知の通り。
巨大な鮫が人間を襲うという物語。
その単純なテーマをスピルバーグの演出力で一気に描ききりました。
ある夏の夜。
アミティという街の海水浴場で泳ぎに出かけた一人の女性が鮫に食いちぎられるところからお話が始まります。
この街の警察署長ブロディ（ロイ・シャイダー）は、早速遊泳禁止の告示を出そうとするが、この街の財政は海水浴客が握っており、鮫が出るということになったら街の財政に影響が出るということで告示を止めさせる。
とたんに翌日、ゴムボートに乗った少年が鮫の犠牲になる。
あわてた市長は、鮫退治の専門家達を集めた。
そのうちの一組のグループが小さな鮫をしとめて、市長は一安心。
盛大に海開きを行う。
しかし、ブロディが招いた海洋学者フーパー（リチャード・ドレイファス）はその犯人に疑問を持つ。
そして、ブロディの警戒もむなしく、新しい犠牲者が出る。
ただちに海水浴場は閉鎖。
鮫退治の専門家クイント（ロバート・ショー）が招かれ、クイントの船で、ブロディとフーパーとブロディの３人が鮫退治のために大海原へと出て行く。
前半の一時間ほどは、鮫の正体を画面に出さず背ビレだけを見せたりして、あの有名なジョン・ウィリアムスの音楽と共にサスペンスが盛り上がります。
この展開は「激突！」を連想させます。
海に出た３人の性格などがきっちりと描かれている事もこの作品の魅力で、船の中でワインを酌み交わす場面などいいシーンです。
いよいよ巨大鮫の出現。
敵は強力で百戦錬磨のクイントも歯が立たないし、最新兵器を搭載したフーパーの道具も役に立たない。
ブロディは、海の上ではまるで無力。
ここからのシーンは、編集のテンポもよくて迫力満点！
思わず画面に釘付けになります。
大小たくさんのショック場面を描きながらも、夜の海の空には流れ星が流れる。
実にスピルバーグらしい作品でした。
そして次は「未知との遭遇」に続きます。
未知との遭遇の記事はこちら
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http://ameblo.jp/hal-9000hn/entry-10317226313.html
がちゃん
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