この話はまとまってないなぁ。
大人を取り繕いながら子供のままでいるのが今の俺で、本当は子供のフリしながらオトナでいるのが正解なんだろうけど、周りの大人たちも大概そうなんだろうか。
昨日はみずきと久々にちゃんと話した。別れた時のこととかその後のこととか、ちょっと踏み込んだ話もした。
数こそ多くない俺の恋愛経験だけど、みずきと別れたコトが1番の後悔ポイントだったし、そのことで何度頭を悩ませたかわからない。
昨日一歩踏み込んだことで、対みずきの可能性の芽が吹き返したように思う。
本当のことはわからないけど、みずきはまだ俺に気持ちが残ってるように見受けられた。少なくとも嫌悪感は抱いていない。
もしかしたら俺が一押しふた押しすれば、また復縁できるような気がする。
まあそこで、俺の気持ちはどうなんだって話になると、よくわからん。
たしかに別れたことをとても後悔している。サークルでお互いを知っていて、その上で関係を築けた相手だったから。それに、昨日は本当に楽しかったし、幸せだった。
そう感じた理由が、俺がまだみずきのことを好きだから、だったらいいんだけど…
監物と別れて3ヶ月の間、何処の馬の骨ともしらねぇ女どもと何度も、何人も会った。スナックにもキャバクラにも風俗にも行った。まあ風俗は制欲処理をしてくれる分まだいいけども、他の体験っていうのは苦痛そのものだった。お互いに素性も知らないで、上っ面の趣味の話をして、無理くり話題作って時間繋いで。
それで最後適当にセックスして終われればいいけど、いかんせんセックスに自信があるわけでもなければ、相手の気持ちを傷つける勇気も覚悟もない。
そういうことができるやつらは、人を人とも思ってないクズだと思ってる。けど、女の子だってワンナイトを求めてる場合もあるし、男と同様にそんなことでは傷つかないかもしれない。
傷つけるだのつけないだの、そんな心配こそが童貞であり、やはり男子校6年間が育んだ根深い童貞性の闇は計り知れない。
俺は潜在的に、女の子は弱い生き物だと思ってる。これもけっこう女性蔑視なんじゃないかなーって思うと自己嫌悪に陥る。
話を戻して…
そんな3ヶ月だったから、みずきとの会話は本当に楽しかった。
そして今日、俺はさらに前の彼女であるなつこに会ったわけだけども。
なつこは本当に魅力的だ。容姿もさることながら、会話の切り返しや洞察力がとてもクレバーである。
まあ、なつこと別れたことはあまり後悔していない。彼女は俺なんかと別れてもすぐに別の恋を探せる力を持っているし。
なつこは彼氏がいながら定期的に俺と会っていて、かといって体の関係があるわけでもなく、楽しくお喋りして飲んだり食べたりして帰るわけだけども。
たぶん、あの子は1人の相手に収まる人間じゃないんだ。そして、自分がそういう人間であることを、彼女はわかっている。
だからこうしてたまに他の男と会う。そういう楽しさで、バランスを保つ。
でも、友達に会ってるだけ、やましいことはない、っていう免罪符をしっかりと用意している。やはり、とてもクレバーな奴だ。
なつこほどの力はないにしろ、たぶん俺もそのタイプなので、やはりとても気があう。こっちからも誘うし向こうからも誘われるし、口に出さないだけで、お互いのそういう部分は理解しあってる。気がする。
じゃなきゃこの関係が3年も4年も続くはずがない。
そういえばみずきを振った理由ってコレだったなと、ふと思い出す。
たぶん、みずきと付き合ってても俺は目移りするし、なつこにも会うし、もしかしたら監物とも会うようになるかもしれない。たぶん風俗とかも行っちゃうんだろうな。
そんな俺と付き合うことで、経験の少ない普通な女の子であるみずきを傷つけるのが怖いから別れたんだっけな。
やっと冒頭の話に戻れる。
もし俺の気持ちが大人になって、家庭を持つことを本気で意識するならば、みずきに仕掛けるべきだ。
今から無理やり出会う女たちより、みずきはよっぽど魅力的だと思う。
だけどまだ俺の気持ちが子供だから、恋愛的にもフラフラしたいし、仕事も…
昨日善と、地方でキャバクラを経営する話をした。普通でありたくないと願いながら自分の普通を自覚して、そういった世界を憧憬の眼差しで見つめていた俺には、ちょっと本気で考えたい内容だった。
このスタンスは、大人の考え方だと思う。こうなる前に、様々な挑戦をすべきだった。しかし、俺はここに至るのが早すぎた。色々なことにクビを突っ込みながら、核心部分で突っ込み損ね、ついに普通の大人になってしまった。
幸せすぎる現状から身を投げ出すのが怖くて、ずっと逃げ回ってた。
主に家族の存在が大きい。こんなどうしようもない人間をここまで愛情をもって育ててくれたこの人たちに、一切の心配や不安を感じさせないまま人生を終えてほしい。マザコンだしシスコンだしファザコンだ。ファミコンとでも言おうか。
でも、チャンスさえあれば、いつだって日常から飛び出したいと思うくらいに、俺はロマンチストだ。
もし両親がいなくなったとしたら、俺はなんでもできると思う。同じタイミングで死んだって構わないんだから。
もし、そんな状況になって善との話が実現したとしたら、家庭を築くなんて、到底不可能な話になる。
つまるところ、家庭を築くという現実的な幸せと、非日常へ飛び込む挑戦との間で揺れてるわけだ。
人を傷つけるのを覚悟で、全て手に入れにいってもいいのかな。でも、俺のことを好きになってくれる人って、俺がそういう奴だって思わないんだろうな。
どーしよっかなー。
