抗不安薬の誤解 | ロックンロール精神科医の日常

ロックンロール精神科医の日常

精神科医ですが、一時うつ病になりました。現在は回復して開業医をぼちぼちやっております。
好きなのは、ハワイに行く事。ロックンロール、お酒、煙草、サウナ、仕事、以上(^^)

外来ももう少しで終わりです。
大分へたばってきました 笑

抗不安薬、いわゆるベンゾジアゼピン系薬物は最近、特に嫌われるようになって来たようです。
アメリカの方では顕著です。常用量依存の問題とか健忘の問題がひっかかるんでしょうね。

ベンゾジアゼピンに代わってSSRIを使う風潮が多いですが、本当のところは即効性がなく、胃腸症状や性機能障害などの副作用があります。

僕が医者になった頃はベンゾジアゼピンは最も安全なおくすりとされていました。

アルコールと併用しない、過量服用しない、など当たり前のルールを守れば全く問題はありません。
筋弛緩作用があるので高齢の方には注意が必要ですが。

依存の問題に関しては、徐々に減量すれば離脱症状はおきません。むしろお酒の方が問題です。

ベンゾジアゼピンはこれからも残るであろうし必要な薬です。
どうかご安心を。

付記
ベンゾジアゼピンの中でデパスという薬の規制が厳しくなるそうです。血中濃度の上昇が早いので、よく効くと思って飲み過ぎてしまうところが問題でしょう。ただこの薬を多く処方しているのは内科です。不安に関しては専門医の診察をお薦めします。