グロリア学園シリーズ最新刊です。
とはいっても、今回メインのキャラはシリーズメインカップルではないので、これから読み始めても全然オッケーだと思います。
……いや、おススメシリーズなので是非メインカップルの作品も読んでいただきたいのですが。

今回の注目は隼人。

桐嶋先生のサイトのSSでも「恋ってどんなもの?」とウザいほど質問していた隼人が。

貞操観念の薄いあの学園でもナンバーワンな節操無し・隼人が!

恋に落ちてしまうのですよ。

気になりますよね~。


以下ちょいネタバレあり。未読の方はご注意ください。



主人公はクラシックライカンとサラブレッドライカンの間に生まれ、諸事情あってアカデミーで育ってきた湊。一尉の父方の家・佐倉家が湊の父方の実家にあたります。

奔放で退屈嫌いなあの血が流れているはずなのに、湊は平穏を望む堅実でまじめな性格です。

禁断の恋を突き通した母から「いつかあなただけの王子様が出会える」と言われて育った湊ですが、今まで恋も知らずきたはずなのに……よりにもよってアレに。アノ隼人に……。

恋を知らない同士の2人が恋に落ちてしまうお話です。

隼人の天然だからこそのマイペースっぷりに脱力しながらも、初めて人に対して執着心を持つ彼の姿がえらく微笑ましいです。

そして、何よりも平穏な生活を望んでいる今シリーズでは珍しいキャラの湊が、一番平穏とは結び付きそうにないお相手・隼人を選んでしまうところに苦笑。でも、幸せそうで良かったです~。

違う種族間の結婚はタブーですが、あの隼人相手だと周囲も祝福してしまわずにはいられないというところがこれまた笑い、ですよね。

あの隼人が恋に落ちたという相手……きっと日夏も興味を抱くはず。先生のサイトのSSとかで日夏と湊の出会い編とか読ませていただきたいものです。


さて、このお話での読みどころは真芹と八重樫の登場でしょうか。

真芹は湊の友人としてか~な~り活躍してくれますし、普段はしっかり者でお馴染の八重樫は真芹に振り回されたり隼人に当たられたりとちょっと可哀想な役どころ。笑わせてもらいました。


受は真面目、攻は王子様系天然というメインキャラの性格を反映して、作品全体が穏やかなテンションでハッピーエンドでラブラブ。年末のホントに終わりのこの時期にこういう作品が読めてハッピーな年越しができそうです。

未読の方、ハッピーな年越しのお供にどうぞ~。

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