- 大好きなシリーズの新刊です。
- 雑誌掲載時に読んでいる(これ目当てで買った……)ので、新刊とは言ってもイマイチ鮮度は薄いのですが……。
男前で有能な貴族・紅塵に身請けされた元みそっかす男娼の豆。
問題はいろいろとおきつつもラブラブ甘甘な生活を送っていたけれど、男娼の頃の知り合いから赤ん坊を預かったことから、2人の間に亀裂が!? 今までになく冷たい態度の紅塵に、豆は……
というお話です。
今まで何があっても深~く熱く甘甘ラブラブに接してくれた紅塵の冷たさに、それまでを知っている読者には?????な展開です。
そんな辛い状況に陥りながらも、豆は赤ん坊の世話に一生懸命で……相変わらず健気で可愛いです。
豆が子育てするハメとなったこのことは、実は大きな事件に絡んでいて、現代で言う「刑事事件」っぽさが「月にむらくも」シリーズらしいスリリングなストーリー展開で面白いです。
が。
やはり読みどころは紅塵の冷たい態度の謎、ですよね。
その理由やら、その後の2人は……ってところをお楽しみくださいませ。
さて、この雑誌掲載作の表題作以外にも、書き下ろしで「泉崎の受難」というお話もあり。
豆の親友で売れっ子男娼の鴉に惚れている泉崎視点で、紅塵に豆のボディーガードを命じられてからの様子が描かれています。
泉崎が目撃した豆と紅塵の心臓に悪いラブラブシーンや、鴉の心中やら、シリーズファンには興味深い内容となってます。
ラブラブ目撃シーン、特に良いですよ~。
また、紅塵の恋のアドバイスシーンもあり、そこに表れている紅塵の男としての懐のでかさや愛の強さに「ステキッ!」とときめいてしまいました。
シリーズファンは必読(というか、もう読まれましたよね!?)のお話。
シリーズ未読の方、まっすぐで健気な受もの、そんな受を大きな愛を向ける男らしい攻もの、時代もの、刑事もの(捕り物帳、といった方が雰囲気かな~?)好きな方におススメです。是非どうぞ~。
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