ちょっと感想を書くのが遅くなりましたが、一応新刊です。



  ごく平凡な渉が、一週間限定のバイトで家政婦に行った先の家主は、

  金髪で薄茶色の瞳をした王様のような雰囲気を持つ神崎玲一。

  ところが中身は、傲慢で無遠慮なわがまま大王だった! 初日から

  何かと絡み、キスを仕掛けるセクハラ男に、渉は正直うんざり。

  でも一緒に過ごすうちに、神崎がときどき見せる寂しそうな瞳の理由が

  知りたくなって…? 傲慢男と勝気な少年の年の差ラブドキドキ

  書き下ろし付き。


↑背表紙あらすじより↑


「書き下ろし付き」とあるように、元は雑誌掲載されたお話で、こちら、掲載時に読んでいました。

平凡な……とありますが、容姿が平凡なだけで、生い立ちは決して平凡ではない渉。

とある理由で世話になったホストの田所に頼まれ、彼の代わりに罰ゲームで田所の店のオーナー・神崎の家で住み込み家政婦をするハメに。

が、神崎は超ワガママ大王で、渉、大変です。

ある出来事がきっかけで人を信用しなくなった神崎と、神崎のことを「ムムムッ」と思っていた渉がどうなっていくのかが読みどころ~。


で、書き下ろし。

渉と神崎のその後のお話かと思いきや、表題作で脇キャラとして登場する田所と探偵・加藤のお話でした。渉と神崎もちょっぴり登場します。

タイトルは「犬の下僕」。

ポヤヤ~ンとした天然って感じの田所、「王様のデザート」を読んだ時から気にはなっていましたが、彼の秘密がいろいろと明かされる、とても面白いお話でした。

語り手は探偵の加藤。

人に執着できない、今までに心を許したのは昔飼っていた犬だけという加藤が、田所に興味が惹かれて接近。たまたま田所が危ない目にあっていたところに遭遇した加藤は、田所の秘密を知り……というお話で、「王様~」は明るめな雰囲気なお話なのに比べ、こちらはハードボイルドタッチ。かなり違うテイストのお話なので、1冊で2つの味が楽しめるお得な本です。

ムフフなシーンも大人2人のこちらのお話の方が濃厚です

田所の秘密も読みどころですが、何といっても加藤のキャラがおススメ。

強面・加藤が終始田所に敬語使うんですよ。

下手に出ながらも相手を自分のペースに乗せちゃうところがグーです。

敬語攻がお好きな方は是非~。

ハードボイルド加藤が甘甘~な様子がたまりませんよ~。


もう1編書き下ろしのお話があり、こちらは渉視点でその後の2カップルの様子が楽しめます。

どちらも甘甘カップル。テイストは違っても甘甘。

甘甘好きな方は是非どうぞ。



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