水上ルイ先生の「恋愛小説家は夜に誘う」のスピンオフ作品です。
「恋愛小説家~」のその後のお話となるので、ネタばれは絶対嫌~という方は先に「恋愛小説家~」の方を読むのをおススメします。
が、別に気にしない~という方は、前作を読んでいなくてもこの本から読み進めても全然オッケーだと思いますが、この作品のビックリポイントは、前作を読んでいればこそ!
よろしければ前作からどうぞ~。


  大手出版社副編集長・高柳慶介は、恋人の耀司から「自覚がないなら

  いつまで経っても恋などできないよ?」と意味深な言葉で振られてしまう。

  そんなとき、世界的に有名なデザイナー・五嶋雅春が現れ、装丁の仕事

  を請ける条件として同居を求めてくる。好みとは正反対の逞しい五嶋に

  なぜか惹かれてしまう高柳。一方、五嶋の内面も複雑に揺れて!?


↑背表紙あらすじより↑


前作を読んでいる方、ビックリですよね。

てっきりうまくいっていると思った高柳と耀司が別れちゃうんですよ~!?

そして、攻である(はずの)高柳と、ノーマルの五嶋のカップリング!?

攻×攻がどうなるのかが読みどころです。


また、編集者のお仕事もの作品としても楽しめます。

「恋愛小説家~」のメインカップルも編集者さんですが、彼は新人さんで初々しくて可愛い感じ。

今作は副編集長という、ベテランさんでかつ意地悪キャラ。作家をいじめて楽しんでいるところが楽しいです!

また、新たな才能を見出して……という、恋愛部分以外にも楽しめるネタあり。

編集者ものがお好きな方はどうぞ~。


以下ちょいネタばれあり。ご注意くださいませ。



いろいろな楽しみがありますが、私的に衝撃だったのは攻である五嶋の身に危険が……ってところでしょうか。

水上作品ではこういう展開は珍しいのでは!?

水上先生は最近たくさんの作品を発表してらっしゃるせいか、ちょっと似た展開のものが多いなぁと思っていたのですが、今作は新機軸って感じでした。


が、ラストではちらりと「恋愛小説家」と似たような展開!? 全然タイプが違うカップルたちなのに、そういうところがリンクしているのは面白かったです。

編集者は艶夜に惑わす (幻冬舎ルチル文庫)/水上 ルイ
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