- だぁい好きなグロリア学園シリーズの番外編のお話です。
本編で話題にはなりつつ、まだまだ謎が多いアカデミーを舞台にしたお話です。
時期としては「嘘と沈黙のリボルバー」の後、「月と誓約のサイレント」と同時期くらい!?
アカデミーを舞台にしているということで、日夏や一尉は出てきませんが、アカデミーに進んだあのキャラが登場です!
魔力の存在能力を買われてアカデミーに進むように強制されたヴァンパイアの悠生。
アカデミーの共有語である英語が話せなくて周囲に馴染めず、一人ぼっちで寂してたまらず、泣いてばかりの悠生の慰めは、美しい花に囲まれた庭と、そこを守っている黒豹だけ――。
実はこの黒豹・クロは、貴重な種であるキメラで……!?
私が昨夜「月と誓約のサイレント」を読み返したのは、このキメラ・クロのことが「月と~」に出てきたっけ!?と思ったからです。
ちなみに、出てきませんでした![]()
ただ、「月と~」の中でちらりと触れられて気になっていた、恋を失ったらキメラはどうなるのかが描かれていて、すごく興味深いお話でした。
このクロが恋を失ったキメラ、なんですよ。
恋を失い、恋した人の大切にしていた庭を守るためだけに生きているクロが、再び悠生に恋をして――というお話です。
このクロが良いのですよ~。
ルイにも思ったことですが、容姿は大人でも、精神的には箱入りだからか人とは違うせいか、ちょっと子供っぽいところがなんとも可愛いのです~。
大好きな悠生が欲しいと短絡的に行動したり、浮かれたり、嫌われちゃった~とシュンと悲しそうにしたり……もぉ、可愛くて仕方ない~。
一途で、容姿はカッコイイ系なのに内面は可愛い攻がお好きな方は是非~。
私はまさにツボど真ん中でした!
また、人の姿をしていても、獣要素も強いクロ。彼がちょっとケダモノっぽくなっちゃうところもたまりません! 魅力的な攻です~。
そして、キメラに恋をされたがために、アカデミーの研究員に無理矢理マッチングをさせられた悠生の気持ちがどう変化していくかが読みどころでしょうか。
気が強い日夏やツンデレな刹那も魅力的でしたが、か弱い受・悠生も可愛くてグーですよ~。いろいろなタイプのキャラが楽しめるこのシリーズ、大好きです~。
あ、そうそう、このお話で大きな要となるのが、言葉の問題。
クロはフランス生まれでフランス語しか話せない、そして、悠生は日本語しか話せないのです。
言葉が通じない2人が、いろんな誤解から傷つけあい、それを乗り越えていく様子が良いですよ~。
雑誌掲載作なのでそこまで長いお話ではないのですが(50ページくらい・3段組)、満足感は高いお話で、このお話と、明日感想を書く予定の椹野先生のお話だけで元は取った感じです。
グロリア学園シリーズファンの方、(雑誌なので強力プッシュはできませんが……)是非どうぞ~!
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