「カンナ」の新刊です~。


  伊賀忍者の末裔で出賀茂神社の跡取りである甲斐は、日本史の常識を

  覆す重要な社伝を持ち去った諒司を探して、東大生巫女の貴湖たちと

  九州・天草へ向かう。だが鍵を握るシスターは、何者かに殺されてしまった。

  事件の真相を追うなか、命の危機に直面した甲斐は、一揆軍を率いた

  “神の子”天草四郎の謎解きに挑む!!


↑背表紙あらすじより↑


おや、シスターは「鍵を握る」人でしたか!?

むむむ~?

と、初めてあらすじを読んで首を「ミッフィー」のように傾げてしまいました(椹野先生のファンの方には分かりませんかね、この表現。ミッフィーのように首を傾げる京橋くんが出てくるお話を最近再読したのですよ、私)。


まぁ、私の????はさておき。

「カンナ」は本当に軽いタッチで描かれたお話だなぁと、今回の新刊を読んで改めて思いました。

「QED」と比べると、えらいマンガチックな感じがします。

「QED」はただひたすらタタルさんが語る・語る・語るってお話で、アクションシーンがほとんどないのですが、この「カンナ」は主人公が危機的状況に陥り、それを乗り越え、ついでに(いや、これがメインだ!)歴史上の謎を解くってお話で、非常にテンポよくて読みやすいです。そこが私にマンガチックと思わせる理由かも。「QED」はマンガにはできないでしょうからねぇ。台詞が多いし、飲んでばっかで動かないし。

あ、ヒロイン役である貴湖もマンガにするとよさそうなキャラですよね。美人で気が強くて。

主人公の甲斐と、彼の友人の竜之介がヘタレっぽいのもなかなかグー。

マンガで読んでみたいお話です。


今回は天草四郎はなぜ四郎なのか?という謎に挑んでいます。

むむむ、そういえば。

単に四男だから四郎と思ってましたが、違うよう。

高田崇史先生の出した答えは、本を読んでのお楽しみ~。

シスターを殺した犯人は誰か、とか、甲斐たちが危機をどう乗り越えるかとか、ヤマ場もそこそこあるので読みやすいです。

軽めでテンポの良い民族学ミステリが読みたい方におススメです。


さて、この作品で私が気になっているのは甲斐の婚約者の聡美の存在。お話の最後にいつもちらりと出てくるのが意味深ですよね。婚約者であるはずの甲斐とはすれ違いで、今後あるであろうこの2人が会って話をするシーンは何やらお話の大きな要となる予感……私の予感はことごとく外れますが。

予言少女・澪ちゃんが聡美を見て……というシーンがありますが、澪ちゃんが聡美の何かを見たっぽいところが気になりました。今後のお話で明かされたりするのかな?


「カンナ」は計4冊刊行予定ですが、早くも折り返し地点に来ましたね。

今後どう展開していくのか、気になります。



カンナ 天草の神兵 (講談社ノベルス タS- 25)/高田 崇史
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