ようやく感想を~。
相変わらず感情が高ぶりまくって上手いこと感想を書ける自信はありませんが。


  聡が秋霖高校&第二寮に入って一年が経った。再び巡ってきた希望の春、

  新学期――。波多野との関係にさしたる変化もないが、それに問題はない

  はずだった。ところが、第二寮に新たな住人が入寮。彼女は小説家・波多野

  の大ファンで、そのうえ寮内のおさんどん等々も楽しげにこなしてしまう。

  使い走りに恋人(?)の座。聡のポジションは奪われてしまうのか……!? 

  ワンダフル・スクールライフ、嬉し恥ずかし大復活!!


↑背表紙あらすじより↑


と、↑は雑誌掲載分のお話で、こちらについては雑誌が出た当初、えらく熱く感想を書きました。ネタばれオッケーな方はできればそちらをお読みくださいませ。

http://ameblo.jp/hal-405/entry-10062013381.html


気になる点については後ほど↓で。

とりあえず、未読の方用に、本の内容について。

この雑誌掲載分とは別に、書き下ろしが2編収められています。

↑のお話は4月ですが、少し遡ってバレンタインデーの時のお話、「バレンタインデー星キス」。


  バレンタインデーが近づき、ちょっと浮かれ気味な周囲とは異なり、友人である

  仲沢の様子がちょっと変。何やらイラつく仲沢の悩みとは……!?

  そして、バレンタインデーとは無縁!?な男同志カップル・波多野と聡の

  バレンタインデーの様子は!?


……あらすじ書く才能のなさをひしひしと伝えるあらすじだな……。

相変わらず面倒見の良い聡の素敵なところ、また、本人は平凡だと思っているけど、実は魅力的で人から好かれてる聡の意外と(!?)もてもてな場面が楽しめます。

波多野は作家業絡みのお仕事で出張中。なので出番は少なめ……いやいや、やはり読みどころは波多野の言動。バレンタインデーには興味なしなはずの波多野がとる行動が可愛らしくてムフフなお話です。けれどもやはり意地悪キャラは健在。素敵な攻だなぁ。


そして!!!

注目は収められているもう1編。

「スキ星ーデンイタンレバ」

……なんじゃ、そりゃ!?

ああ、逆から読んだらバレンタインデーキスか……。

つまり、↑の聡視点のお話を、波多野視点で描いた裏話です。

ムッホーッッッ!

なんとなんと私の大好きな攻視点ですよ。それも、今まで望みまくっていた波多野視点のお話~。ステキ~、ブラヴォ~!!!

今までその分かりづらい言動から私の妄想を膨らませまくってくれた波多野。彼の本心が語られる時が来ました。

今まで読んできて「こう!? 波多野はこう考えていたの!?」と悩んでいたことに対する答えあわせ的なお話でした、私にとって。いや、まだまだ答えあわせできてない部分もたくさんあるのですが、それもまた良し!! すべてがクリアになることが良いとは限りませんからね。想像できる部分を残していただいているのが良いです。

波多野のひねくれた言動が読ませどころのこのお話、4月のお話で波多野の気持ちが明らかになったことで、初めて波多野視点解禁となったのかなぁ。波多野視点、ベストなタイミングだと思いました。

波多野が心の内で何を考えていたのか、また、彼の独占欲の強さが改めて分かる、秋霖ファンにはたまらないプレゼントとなったお話でした。



さて、4月編の中で、先日ブログで書いたとおり、雑誌掲載からちょっと変わった点があります。


以下、ちょっとネタばれ要素高め。ご注意ください。


「バレンタイデー星キス」でテレビで「オムライスが上手いコ」と言ったことで、アンドーナッちゃんがオムライスを作るシーンのところがちょっと変化あり。まぁ、これは大勢に影響なし、です。アンドーナッちゃんの波多野への感情がより伝わってくる表現になっているかなってくらいで。


もう一点ちょっと気になったのが、波多野が京都から帰ってきた時の発言。

聡が波多野から渡されたルーズリーフを早速入力しようとしたとき、雑誌掲載では「別にそれ、そんなに急がないから」と言うのですが、文庫ではもっと俺様発言に変わっているんですよね。

雑誌掲載時の発言だと、出先から帰ってきた波多野が聡にもっとかまって欲しいって感じがして胸キュンだったのですが……うう~ん、俺様発言に変わったことでどういう思惑が……。

雑誌掲載時のだと、妄想を働かせまくると、出発の朝に起こしてくれなかった聡の様子の変化を気にしていたって感じにもなりますかね!?

それが、今回の俺様発言に変わることで、聡の誤解に波多野が気づいてなかったということになりますよね。出発の朝聡が起こしてくれなかったのはその前の晩のキスに聡が照れてたから……可愛い奴め、くらいにしか思っていないような……。

また、今回、聡をこき使う波多野って要素を強く残していた方が、雑誌掲載作で文庫未収録の次作のとあるシーンがより輝くようにも思えます。

……考えすぎ!?

というか、次作を読んでいない方には思わせぶりな発言ですみません。

が!!!

もう「リターンズ 2」の発刊が決まっていて、4月に出るそうです。あとがきにありましたね!!!

今回、波多野の強烈なあの発言を聞いてしまった聡がどうなるのか。

エロモード全開になるのか!?

とにかくよみどころ満載のお話ですよ~。

雑誌分既読の私ですが、今回のように書きなおしがあるのか、また、書き下ろしでは何が書かれるのか、ものすごく楽しみです。新刊が出たばかりなのにねぇ。

ということで、秋霖仲間な皆さん、春を楽しみにしましょうね!



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